炭谷信介

炭谷信介：波乱万丈のプロレス人生と九州への熱い想い

炭谷信介（すみたに しんすけ、1977年4月14日 - ）は、日本のプロレスラーであり、実業家という顔も持つ人物です。

プロレスラーとしての軌跡

九州産業大学卒業後、プロレスリングZERO-ONEに生え抜き第1号として入門し、2002年5月21日に本名でデビュー。デビュー戦では「巨人の星」のテーマ曲に合わせてうさぎ跳びで入場し、その熱いファイトで観客を魅了しました。福岡での凱旋試合では、橋本真也によって突如「山笠Zﾞ信介（やまがさジェットしんすけ）」に改名させられるというエピソードも。このリングネームには、タイガー”ジェット”シンから引用された「ジェット」が含まれています。しかし、負傷による長期欠場を余儀なくされ、その間にZERO-ONEは崩壊という憂き目に遭います。

ZERO-ONEを引き継ぐ新団体ZERO1-MAXのプレ旗揚げ戦で復帰。しかし、2005年2月には古傷である右膝前十字靭帯の再建手術のため再び欠場。1年4ヶ月のリハビリを経て、2006年3月28日に再デビューを果たします。その後、アメリカ武者修行を経て凱旋出場するも、怪我と精彩の無い試合内容から国内武者修行に出されることに。同年9月には解雇をかけた最終試験が予定されていましたが、理想のレスラー像との乖離から引退を発表しました。

ハッスル、そして地元福岡へ

引退後、坂田亘がオーナーを務める代官山の和食店「わたる」の正社員となり、プロレスイベントハッスルに広報として関わります。2009年には、故郷である福岡市福浜団地のイベントにて「若鷹Z"信介」として現役復帰。第64代横綱・曙太郎との対戦も果たしました。2010年には、坂田が旗揚げしたハッスルの後継団体ハッスルMAN'Sワールドに参加。

2012年にはエクスカリバーを設立し、同年にはヒマラヤン・タイガーの招待を受けネパールへ遠征。現在は地元の九州を拠点に、ご当地インディーやKAIENTAI DOJO福岡大会を転戦し、稀にZERO1にも参戦しています。

飲食店経営者としての顔

2013年6月15日、東京都品川区に九州郷土料理の居酒屋「うまかもん若鷹」をオープン。料理長をはじめ、店員は全員九州産業大学プロレス研究部の先輩後輩という繋がりも特徴的です。2020年現在は「天ぷら若鷹」として、「博多式」天ぷらを売りとした業態で経営されています。

得意技と入場テーマ曲

得意技はダイビングボディプレスやスモールパッケージホールド。

入場テーマ曲は、現在「Hearts On Fire」（ジョン・キャファティー）を使用。ZERO-ONE在籍時は「ゆけゆけ飛雄馬」（アンサンブル・ボッカ）を使用していました。

多方面での活躍

プロレスラー、飲食店経営者として活動する傍ら、テレビや舞台にも出演。

日本テレビ「リアル×ワールド」～東京夕食 そこから人生が見えてくる～（2011年1月29日放送）や、2.5次元プロレス『夢幻大戦』（2017年）にも出演しています。

炭谷信介は、プロレスラーとしての波乱万丈なキャリアを経て、現在は地元九州を拠点に活動しながら、飲食店経営者としても成功を収めています。その熱い想いと多才な才能で、今後ますます活躍していくことが期待されます。

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