坂田亘

坂田 亘（さかた わたる）について

坂田亘は1973年3月11日生まれの元プロレスラーおよび総合格闘家です。愛知県中島郡祖父江町（現・稲沢市）出身で、現在は妻であるタレント小池栄子の個人事務所、イープロダクションの代表を務めています。

来歴

坂田は高校時代、極真空手を経験し、その後アニマル浜口レスリング道場に入門します。1993年にはリングスに所属し、1994年11月19日に鶴巻伸洋選手との試合でデビューを果たしました。彼のプロレスキャリアは初期にはあまり目立ったものではなかったですが、1996年に田村潔司選手に師事することで彼の技術は驚くべき進化を遂げ、同期の高阪剛選手に隠れがちな存在から脱却していきました。

リングスに在籍中には、ネットワーク所属の選手以外にもヘンゾ・グレイシー選手やブランドン・リー・ヒンクル選手、デイブ・メネー選手との対戦経験を持ち、総合格闘技にも次第に活動の幅を広げていきます。2001年にはSAKATA道場を設立し、EVOLUTIONを結成し、さらにDEEPやPRIDEなどのイベントにも参加しました。

プロレスラーとしては、ZERO-ONE、ZERO1-MAXを経て、ハッスルに最も時間を多く費やしました。ハッスルでは「ハッスル王子」として知られていた彼は、ヒールターンを果たし、ハッスル軍を離脱。新たに独自の勢力を築くことになります。2005年にはハッスル・ハウスのイベントでの活躍を続け、多くの選手と絡みあう中で自己のスタイルを確立していきました。

坂田は2007年に小池栄子と入籍し、2008年には結婚披露宴を行いました。彼との出会いは橋本真也選手の紹介だと言われており、これ以降、対戦相手からは「小池のダンナ」と呼ばれることが多くなりました。

2009年以降、ハッスルエンターテインメントが資金難に陥る中で、坂田は唯一ハッスルに残留し、その再興を目指しました。2010年には自身が代表となる新たな団体、ハッスルMAN'Sワールドを設立しましたが、その後もハッスルの動向は波乱に満ちたものでした。

戦績と技術

坂田の得意技にはダイビングフットスタンプやドラゴンスープレックス、スーパーキックなどがあります。タイトルに関しては、NWAインターナショナルタッグ王座や天下一ジュニアヘビー級王座などを獲得しています。

人物背景

中学時代からプロレスラーになる夢を抱いていた坂田は、強い意志を持ち続け、進路指導でもプロテストを受ける旨を主張していました。後に尊敬する存在となる前田日明選手の影響も大きく、彼を「世界一の前田日明ファン」と自称しています。

また、坂田は自身の事業として飲食業に進出した過去も持ちますが、いくつかの店舗は閉店に至りました。そのため、ビジネス面でも苦しい局面が続くこととなります。

2016年には引退し、最後の試合として桜井

もう一度検索