無線局の種別コード

無線局の種別コード

無線局の種別コードは、総務省令である無線局免許手続規則に基づいて規定されており、無線局の免許を申請する際に必ず必要となるコードです。このコードは、電波法施行規則第4条に定められた無線局の種別ごとに詳細に規定されており、申請者はこのコードを正確に記入する必要があります。

概要

無線局の種別コードは、無線局免許手続規則に基づく告示の別表第1号に規定されています。この別表では、電波法施行規則第4条に定められた無線局の種別ごとにコードが割り当てられており、無線局の免許を申請する際には、このコードを申請書に記載することが義務付けられています。

具体的には、以下の2種類のコードで構成されています。

第1 基本コード: 電波法施行規則第4条第1項に規定されるほとんど全ての無線局種別と、第2項に規定される一部の無線局種別に対して規定されています。
第2 補足コード: 第1基本コードで規定された種別のうち、運用形態や技術的な特性が大きく異なる場合に、さらに詳細な分類を行うために設けられたコードです。

これらのコードを組み合わせることで、無線局の種別をより正確に特定することができ、適切な免許手続きを行うことが可能になります。

沿革

無線局の種別コードは、制度の変遷とともに、その内容も変化してきました。以下にその主な沿革を示します。

1998年（平成10年）: 無線局免許手続規則に初めて規定されました。この時点では、基本的な無線局の種別に対応するコードが定められました。
2004年（平成16年）: 告示に規定されることとなり、より詳細な分類や新たな無線局種別に対応するための改定が行われました。
2019年（平成31年）: 告示が全部改正され、現在の無線局の種別コード体系が確立しました。この改正では、近年の技術進歩や無線局の多様化に対応するため、コード体系が見直され、より多くの無線局種別に対応できるものとなりました。

注意点

無線局の種別コードは、無線局の免許申請において非常に重要な役割を果たします。コードを誤って記入した場合、申請が受理されない、または免許が発給されない可能性があります。そのため、申請を行う際には、総務省の告示や関連資料をよく確認し、正確なコードを記入することが重要です。

関連情報

より詳細な情報を知りたい場合は、以下の資料を参照してください。

無線局: 無線局全般に関する情報
無線局免許状: 無線局の免許に関する情報
無線局の種別 情報通信法令wiki（情報通信振興会）: 外部サイトでの詳細情報

まとめ

無線局の種別コードは、無線局の免許申請において、非常に重要な役割を担っています。適切なコードを選択し、正確に申請書に記載することで、スムーズな免許取得が可能になります。また、無線局の種別コードは、技術の進歩や社会の変化に伴い、改正されることがあるため、常に最新の情報を確認するようにしてください。

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