熊本県庁舎

熊本県庁舎の概要

熊本県庁舎（くまもとけんちょうしゃ）は、熊本県の公共行政を担う庁舎で、広域自治体としての役割を果たしています。この庁舎は本館、別館、議会棟、警察棟の4つの構造から成り立っており、それぞれが異なる機能を持っています。

歴史

熊本県庁の歴史は1868年にさかのぼります。1871年に熊本県が正式に成立した際、最初の県庁は花畑邸を使用していました。その後、県庁は有吉邸や二本木など、様々な場所に移転しました。1887年には新南千反畑町に移転し、1945年の空襲によって庁舎が焼失した後は、熊本市公会堂が仮庁舎として利用されました。

新たな庁舎の建設が始まったのは1946年のことで、1948年に中央本館が完成しました。以降、議会棟や新しい本館が竣工し、1967年には現在の場所に本館が完成、それ以降も段階的に新たな棟が建設されてきました。特に1997年には新行政棟と警察棟が完成し、現在の庁舎群が形成されました。

各庁舎の特徴

本館（行政棟）

• - 延床面積: 38,592m²
• - 階数: 地上13階、地下2階
• - 竣工年: 1967年

本館は、行政の中心となる重要な施設であり、大規模なオフィス空間を提供しています。様々な行政サービスを受けるための窓口が設置されており、住民にとっても重要な存在となっています。

新館（新行政棟）

• - 延床面積: 32,475m²
• - 階数: 地上10階、地下1階
• - 竣工年: 1997年

新館は、行政業務の効率化を図るために建設され、最新の設備が導入されています。市民へのサービス向上を目指し、多機能なスペースが整備されています。

議会棟

• - 延床面積: 8,858m²
• - 階数: 地上3階
• - 竣工年: 1967年・1982年

議会棟では、熊本県議会が開催され、地域の重要な政策決定が行われます。

警察棟

• - 延床面積: 25,652m²
• - 階数: 地上10階、地下1階
• - 竣工年: 1997年

警察棟は、熊本県警察本部が入っており、安全と治安の維持を目的とした施設です。

交通アクセス

熊本県庁への交通手段は多岐にわたります。豊肥本線の新水前寺駅からはバス乗り換えが可能で、最寄りの「県庁前」バス停までアクセスできます。また、市電や熊本駅からのバスも利用でき、各方面からのアクセスが便利です。さらに、高速バス路線も多く、県庁前で下車できます。

このように、熊本県庁舎は地域行政を支える重要な施設であり、長い歴史を経て多様な機能を遂行しています。

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