熱海後楽園ホテル

熱海後楽園ホテル：進化を続ける熱海のランドマーク

熱海後楽園ホテルは、静岡県熱海市和田浜南町に位置し、熱海港のすぐそばに佇むリゾートホテルです。1965年の開業以来、長らく遊園地を含む複合リゾート施設「熱海後楽園」として親しまれてきました。2019年からは、遊園地に代わる新たな施設として温泉施設「Fuua（フーア）」や商業エリア「IZU-ICHI（イズイチ）」を加え、「熱海ベイリゾート後楽園」（ATAMI BAY RESORT KORAKUEN）として生まれ変わりました。

現在は、三井不動産と連携する東京ドームグループ傘下の株式会社東京ドーム・リゾートオペレーションズが運営を担っています。

歴史

熱海後楽園の誕生は、昭和30年代に熱海市が計画した下水道施設の建設がきっかけでした。景観への影響を懸念する声が上がる中、当時の熱海市長が後楽園スタヂアム（現：東京ドーム）の社長に相談を持ちかけたことが転機となります。社長は、この地が景勝地であり、観光地としてのポテンシャルを秘めていることに着目し、宿泊施設とレジャー施設を組み合わせた複合リゾートを提案しました。

計画は、アタミロープウェイの傘下化、森京介設計事務所による設計、竹中工務店による施工、青木建設・住友建設による海面埋め立てといった大規模なものでした。総工費45億円、4年の歳月をかけて1965年7月に完成し、同年8月1日に複合リゾート施設「熱海後楽園」として開業しました。

1996年には、遊園地の観覧車跡地に新館「タワー館」がオープンし、既存の「みさき館」と合わせて大規模な宿泊施設へと生まれ変わりました。しかし、「みさき館」と隣接する「ホール棟」は2016年8月末に営業を終了。

2019年3月28日、「みさき館」の跡地に温泉施設「Fuua」と商業エリア「IZU-ICHI」を併設した新館「アクアスクエア」がオープン。「タワー館」と合わせて、日帰りでも楽しめる複合リゾート施設「熱海ベイリゾート後楽園」として新たなスタートを切りました。

施設概要

現在の熱海ベイリゾート後楽園は、「タワー館」と「アクアスクエア」の2つの建物で構成されています。

タワー館

18階建てのタワー館には、89室の客室、レストラン、バー、会議室、宴会場などがあります。

客室: 6階から17階に位置し、エクセレンシィフロアとスタンダードフロアに分かれています。エクセレンシィフロアには、露天風呂付きの客室もあります。
温泉: エクセレンシィフロア宿泊者限定の貸切露天風呂「エクセレンシィスパ」と、大浴場「海望（うみ）の湯」があります。
レストラン・バー: スカイレストラン「TOP・OF・ATAMI」、バーラウンジ「EBB TIDE」、割烹レストラン「紅梅亭」、カフェテラス「CONFORT」などがあります。

アクアスクエア

8階建てのアクアスクエアには、100室の客室、温泉施設「Fuua」、商業エリア「IZU-ICHI」などがあります。

客室: 4階から8階に位置し、オーシャンビュールームとコートヤードルームがあります。
Fuua（フーア）: 3階と4階〜7階東部にある温泉施設で、露天風呂、内風呂、サウナ、岩盤浴、リラクゼーション施設などを備えています。
IZU-ICHI（イズイチ）: 1階と2階にある商業エリアで、フードマーケット、レストラン、ショップなどがあります。

アクセス

鉄道・バス: JR熱海駅より路線バスで「熱海後楽園」行き終点下車。または、熱海駅より無料送迎シャトルバスが運行しています。
自動車: 西湘バイパス石橋ICより約25分。

まとめ

熱海後楽園ホテルは、長年の歴史の中で、常に変化を続け、新たな魅力を創造してきました。温泉、グルメ、ショッピングなど、様々な楽しみ方ができる熱海のランドマークとして、これからも多くの人々を魅了し続けるでしょう。

もう一度検索