熱海梅園

熱海梅園

熱海梅園は、静岡県熱海市にある市営の庭園で、その歴史は明治時代に遡ります。早咲きの梅と遅い紅葉の名所として知られ、四季折々の美しい景色が楽しめます。

概要

熱海市街地の中部に位置し、約4.4ヘクタールの広大な敷地には、60品種469本の梅をはじめ、楓や松、楠など様々な植物が植えられています。園内には、梅園五橋と呼ばれる美しい橋や、歴史的な碑、美術館など、見どころがたくさんあります。

• - 所在地: 静岡県熱海市梅園町8-11
• - 開園時間: 基本的に年中無休・無料開放
• - 梅まつり期間中: 8:30～16:00（有料）

歴史

1886年（明治19年）に、内務省の長与専斎の提唱と横浜の豪商・茂木惣兵衛の協力によって開園しました。当初は温泉療養施設「噏滊館」の遊歩公園として造成されました。その後、皇室の付属地となり、戦後に熱海市に払い下げられました。2008年には、大塚実の私財提供により、園内の再生リニューアル工事が行われました。

沿革

• - 1886年（明治19年）：開園
• - 1888年（明治21年）：熱海第二御料地となる
• - 1960年（昭和35年）：熱海市に払い下げ
• - 2000年（平成12年）：森喜朗総理大臣と金大中大統領が来園
• - 2009年（平成21年）：リニューアルオープン

施設・見どころ

梅園五橋

園内を流れる初川にかかる五つの橋で、それぞれに風情があります。

• - 香浮（こうふ）
• - 駐杖（ちゅうじょう）
• - 雙眉（そうび）
• - 迎月（げいげつ）
• - 漸佳（ざんか）

梅園六名木

• - 根なし梅
• - 供養梅
• - 石割榊
• - 腰掛欅
• - 三つ子樟
• - 貫一・お宮の梅

記念碑・彫刻

園内には、梅園の歴史や関係者を記念する様々な碑や彫刻が点在しています。

• - 茂木氏梅園記の碑
• - 新修山新祠碑
• - 雨宮敬次郎翁碑
• - 小松勇次像
• - 中山晋平追憶碑
• - 大塚実氏顕彰記念碑

その他

• - 澤田政廣記念美術館: 熱海出身の彫刻家・澤田政廣の作品を展示する美術館。
• - 梅見の滝: 美術館の東脇にある人工滝。
• - 山神社: 小さな神社。
• - やすらぎの塔: 戦没者を祀る塔。
• - 常盤木羊羹店: 「梅まつり」「もみじまつり」期間中に出店する和菓子店。
• - 香林亭: 和風の公共施設。
• - 中山晋平記念館: 作曲家・中山晋平の記念館。
• - 韓国庭園: 2000年の日韓首脳会談を記念して造成された庭園。
• - 足湯: 「梅まつり」「もみじまつり」期間中のみ利用可能。

イベント

• - 熱海梅園梅まつり（1月上旬〜3月上旬）
• - ほたる観賞の夕べ（6月上旬）
• - 熱海梅園もみじまつり（11月下旬〜12月上旬）

周辺情報

梅園周辺には、ホテルやリゾートマンションなどが点在しています。また、来宮神社や熱海市街地へもアクセスしやすい立地です。

アクセス

• - JR来宮駅から徒歩約10分
• - 熱海駅からバスで約15分

熱海梅園は、美しい自然と歴史に触れることができる魅力的な観光スポットです。ぜひ一度訪れてみてください。

もう一度検索