燃えよ!功夫淑女

燃えよ!功夫淑女（もえよ!カンフーレディ）

『燃えよ!功夫淑女』は、2006年1月に山佐から発売されたパチスロ機で、4号機のストック機として多くのファンを魅了しました。本機は、「カンフーレディ」（2001年）および「カンフーレツデン」（2002年）に続く、カンフーシリーズの第三弾にあたります。

ボーナス機能

本機の最大の特長は、2種類のビッグボーナス、すなわち「ハイパービッグ」と「チャレンジビッグ」です。ハイパービッグでは、ボタンの押し順が完全にナビされ、その指示に従うことで711枚を獲得することが可能です。一方、チャレンジビッグでは、JACイン時以外はナビされないため、プレイヤーは自分で押し順を見極める必要があります。このような多様なボーナスの設計は、プレイヤーに刺激を与える仕掛けが満載です。

ボーナス抽選の特徴

ボーナスの放出契機については、いくつかの要因が考えられます。主なものは通常時のボーナス抽選、チャンス目成立時の抽選、そして「試練の時」に突入した際のボーナス抽選です。「試練の時」とは、ボーナスを高確率で放出する状態であり、この状態に入ることで連荘を狙いやすくなります。具体的には、約1/11.5の確率でボーナス抽選が行われるため、プレイヤーは絶えずこの状態を目指すことが求められます。さらに、天井は最大で1934Gに設定されています。

設定の違い

設定6では、通常時のボーナス当選確率が非常に高い反面、「試練の時」への突入率は低いという特異なバランスを持っています。そのため、設定6の機械割は約104.7%と、他の同類の大量獲得機と比べて低めに設定されています。この特異性により、登場当初はあまり評判が良くなく、数ヶ月でホールから撤去される店舗も多く見られました。

しかし、2007年には『北斗の拳SE』など、設定6の機械割が似たような機種も多く登場し、それに伴い本機種の人気も復活。特に設定5では万枚の獲得も狙えるスペックとして、再導入する店舗が増加しました。最終的には2007年9月に検定期限が切れるまでは、いくつかの店舗で使用され続けました。

登場キャラクター

本機は登場キャラクターが多彩であり、さらに主要キャラクターには有名声優が起用されている点も話題となりました。デモ画面では声優キャストのクレジットも流れることから、視覚だけでなく聴覚的な楽しみも提供されています。

• - 七好（チーパオ） - 声：こおろぎさとみ。設定上16歳の主人公で、パンダ師匠の下で拳法を学んでいます。
• - パンダ師匠 - 声：水島裕。酔拳の達人であり、チーパオの指導者です。
• - ミンミン - 声：福島おりね。チーパオのライバルで、17歳です。
• - コアラ師匠 - 声：青野武。ミンミンの師匠で、過去のライバルでもあります。
• - 玄天竜王 - 声：石丸博也。悪の組織のリーダーで、実はチーパオの実父です。
• - ゲンガン - 声：郷里大輔。
• - チュンメイ - 声：鈴鹿千春。
• - リー - 声：山崎たくみ。
• - 飯店店員 - 声：金谷ヒデユキ。

関連商品

本機に関連する商品としては、『燃えよ!功夫淑女 最新パチスロサウンドトラック』があり、2006年5月24日に発売されています。

このように『燃えよ!功夫淑女』は、ボーナス機能の面白さと多彩なキャラクターにより、パチスロの歴史の中で印象に残る存在となっています。

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