燃えろいい女

『燃えろいい女』は、1979年4月にリリースされた、ロックバンド・ツイストの5枚目のシングルです。この楽曲は、ツイストのボーカルである世良公則が作詞・作曲を手がけました。リリース当時、資生堂のサマーキャンペーン「ナツコの夏」のキャンペーンソングに起用され、一躍大ヒットを記録しました。

資生堂は当時、化粧品業界で競合していたカネボウに対抗して、大々的なキャンペーンを展開しており、その中で「燃えろいい女」は、カネボウのキャンペーンソングである矢沢永吉の「時間よ止まれ」と並ぶ、資生堂側の代表的なキャンペーンソングとして広く知られるようになりました。

「燃えろいい女」は、累計74万枚のセールスを記録し、1979年の音楽シーンを代表する楽曲の一つとなりました。その年の大晦日には、ツイストは「第30回NHK紅白歌合戦」に2年連続2回目の出場を果たしましたが、これがツイストとして最後の紅白出演となりました。

シングルには、以下の2曲が収録されています。

1. 燃えろいい女 (3分38秒)
作詞・作曲：世良公則／編曲：ツイスト+木森敏之
2. BYE（バーイ） (3分29秒)
作詞・作曲：ふとがね金太／編曲：ツイスト

「燃えろいい女」は、リリース後も多くのアーティストにカバーされています。代表的なものとしては、2010年にRIKIがカバーアルバム『男唄』で、2017年にはROLLYがアルバム「ROLLY COMES ALIVE!」でカバーしています。

この楽曲は、1979年の音楽シーンを語る上で欠かせない一曲であり、現在でも多くの人に愛され続けています。情熱的なメロディと、世良公則の力強い歌声は、聴く人の心を揺さぶり、時代を超えて人々に感動を与え続けています。

関連情報として、この楽曲がリリースされた1979年は、日本の音楽シーンが大きく変化した年でもあります。ニューミュージックやロックなど、多様なジャンルの音楽が生まれ、新たな才能を持ったアーティストが数多く登場しました。その中でツイストは、その独自の音楽性とパフォーマンスで、日本のロックシーンを牽引する存在として、大きな影響を与えました。

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