爆走コンボイ伝説〜男花道アメリカ浪漫〜

爆走コンボイ伝説〜男花道アメリカ浪漫〜

『爆走コンボイ伝説〜男花道アメリカ浪漫〜』は、2004年にスパイクからPlayStation 2向けに発売されたトラックレースゲームです。本作は、イギリスのEutechnyxが開発した『Big Mutha Truckers』の日本版として位置づけられています。

ゲーム概要

プレイヤーはセミトレーラーの運転手となり、アメリカをモチーフにした架空の5つの町を舞台に、ライバルたちとレースを繰り広げます。単に速さを競うだけでなく、物資の輸送や売買を通じて資金を稼ぎ、自らのトラックを強化していく要素も含まれています。

ストーリー

舞台はアメリカ南部のヒック・ステート・カウンティ。ジャクソン一家が経営する運送会社「Big Mutha Truckers」のオーナーであるママが引退を決意し、後継者争いが勃発します。長男アール、次男ローカス、三男クリータス、長女ボビースーの4人が、それぞれ大型トレーラーを駆り、60日間の期限内に最も稼いだ者が後継者の座を手にします。プレイヤーは、ライバルとの競争に加え、警察車両や無法者のバイカー集団などの妨害を乗り越えながら、5つの町（キャピタルシティ、ソルトシーシティ、スモークスタックハイツ、グリーンバック、スキーターズクリーク）を駆け巡ります。

特徴

レースと経済要素の融合: ライバルとのレースだけでなく、物資の売買や高利貸しからの借金など、経済的な要素もゲームプレイに組み込まれています。
自由なカスタマイズ: ガレージでは、グラフィックツールを使って自由にロゴを作成したり、パーツやペイントを購入してトラックをアップグレードしたりできます。
日本版独自のローカライズ: 日本版では、隠し要素としてトラックをデコトラ風に改造できたり、ラジオ局で演歌が流れたりするなど、「爆走デコトラ伝説」シリーズを意識したローカライズが施されています。

BGMとラジオ局

ゲーム中には、様々なジャンルの音楽がラジオ局を通じて流れます。

YAK FM: 深南部のDJによるコメディトークが楽しめます。
YEEHAWY! FM: カントリーやブルースが流れます。The Corb Lund Band、ソニー・ジョージ、エルモア・ジェームス、エヴァリー・ブラザースなどの楽曲が収録されています。
K ROK: ロックが中心のラジオ局です。ステッペンウルフの「Born To Be Wild」（ゲームのテーマ曲）、ディープ・パープルの「Smoke on the Water」などが楽しめます。
SPACE 108: テクノが流れます。キサン・タイラー、ダーティ・ヴェガス、クリスティーナ・アンフレットなどの楽曲が収録されています。
MC ESCHER: ファンクが中心のラジオ局です。ステレオMC'Sなどの楽曲が収録されています。
* DYNAMITE ENKA: 日本版独自のラジオ局で、演歌が流れます。山本譲二 & 小金沢昇司、山本譲二 & 山口ひろみ、山本譲二の楽曲が収録されています。


『爆走コンボイ伝説〜男花道アメリカ浪漫〜』は、レースゲームとしての面白さはもちろんのこと、トラックのカスタマイズやローカライズ要素など、様々な魅力が詰まった作品です。

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