片岡物産

片岡物産株式会社は、1960年3月1日に設立された、食料品および飲料の輸入、生産、販売を主な事業とする日本の企業です。創業以来、「おいしいひとときを、世界から」というコーポレートスローガンを掲げ、世界各地から高品質な食品や飲料を日本へ紹介してきました。

沿革

片岡物産の歴史は、1960年の設立から始まりました。設立から5年後の1965年には、英国の老舗紅茶ブランド「トワイニング」の日本総代理店となり、日本における紅茶文化の普及に大きく貢献しました。1977年には、オランダのココアブランド「バンホーテン」の日本総代理店となり、ココア市場でもその存在感を示しました。

1978年には、自社ブランド「アストリア」のスティックコーヒーを発売し、1984年には「モンカフェ」のドリップコーヒーを発売するなど、コーヒー市場でも独自の展開を進めました。1987年には、ロサンゼルスに現地法人を設立し、海外展開を強化しました。1998年には本社ビルを竣工し、CI（コーポレートアイデンティティ）を導入、同時に原材料輸入業務を行う食料事業部を設立し、事業の幅を広げました。

2005年には欧州駐在員事務所を開設、2007年にはトワイニング社と合弁で「トワイニング・ジャパン株式会社」を設立し、より緊密な連携を図りました。2009年には、丸の内ブリックスクエアに「エシレ・メゾン デュ ブール」をオープンさせ、高級バター「エシレ」のブランド展開を開始しました。2010年には、創業50周年を機に新CIを導入し、中国の「天水長城果汁社」の日本総代理店となりました。2011年には、バンホーテンの商標永久使用権を取得し、長期的なブランド展開が可能になりました。

2012年には、阪急百貨店うめだ本店に「エシレ・マルシェ オ ブール」を開店、2014年には京都市に「辻利」京都店を、2016年には宇治市に「辻利」宇治本店を開店し、日本茶分野での展開も強化しました。2018年以降は、「エシレ」ブランドの店舗展開を加速させ、伊勢丹新宿店、渋谷スクランブルスクエア、JR名古屋タカシマヤ、横浜髙島屋、西武池袋本店に「エシレ・パティスリー オ ブール」を次々とオープンしました。2023年には、麻布台ヒルズに「エシレ・ラトリエ デュ ブール」を開店し、更なるブランドの進化を目指しています。

コーポレートスローガン

2010年以降のコーポレートスローガンは、「おいしいひとときを、世界から」です。このスローガンには、世界中の厳選された食品や飲料を通じて、人々に至福のひとときを提供したいという同社の強い思いが込められています。

事業所

本社は東京にあり、国内には東京、大阪、札幌、仙台、埼玉、名古屋、広島、福岡に支店・営業所があります。海外には、ロンドン、ブエノスアイレス、サンチャゴ、ミラノなどに事業所を展開しています。これらの拠点を通じて、世界各地の情報を収集し、商品の輸入・販売を行っています。

輸入及び生産商品

片岡物産の主な輸入及び生産商品は、以下の通りです。

飲料
トワイニング（紅茶）
モンカフェ（ドリップコーヒー）
バンホーテン（ココア）
辻利（日本茶）
匠のドリップコーヒー（ドリップコーヒー）
食料品
エシレ（バター）
* セゾン デュ フリュイ（フルーツ菓子）

これらの商品は、同社の長年の経験とノウハウにより厳選され、日本の消費者に提供されています。

外部リンク

片岡物産株式会社

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