片腕マシンガールとは？意味をやさしく解説

『片腕マシンガール』

『片腕マシンガール』（英題：The Machine Girl）は、アメリカの資本によって制作された日本のアクションバイオレンス映画です。これまでのホラーやスプラッター[[映画]]の常識を覆すような、過激な描写と斬新な演出が特徴で、国内外でカルト的な人気を博しています。

概要

本作は、B級[[映画]]レーベル「Tokyo Shock」の第一弾作品として、メディア・ブラスターズが国際配給を行い、子会社のフィーバー・ドリームスが製作を担当しました。井口昇が監督を務め、低予算ながらも、アクションシーンや過激な流血描写、斬新なカットや表現、そしてコミカルな要素が盛り込まれています。国内では劇場公開されませんでしたが、ゆうばり映画祭や各地のレイトショーで上映され、話題を呼びました。

ストーリー

物語は、忍者・服部半蔵の子孫であるヤクザの息子、木村翔率いるいじめグループによって、弟を殺された女子高生・日向アミが、復讐を誓うところから始まります。アミは、弟の死を隠蔽しようとした翔の舎弟とその両親に復讐を果たし、いじめグループを追い詰めていきます。しかし、モンスターペアレントと呼ばれるいじめグループの親たちによって左腕を天ぷら油で揚げられ、さらに、潜入した屋敷で木村の両親に捕まり、拷問の末に左腕を失ってしまうのです。絶望の淵にいたアミは、いじめで息子を失った自動車修理工の杉原スグルとミキ夫妻に助けられ、スグルが作った多銃身マシンガンを左腕に装着することになります。しかし、襲ってきた忍者たちによってスグルは殺害され、アミはミキと共に、マシンガンを手に再び復讐へと立ち上がります。

キャスト

日向アミ - 八代みなせ
日向ユウ（アミの弟） - 川村亮介
杉原ミキ（修理工の妻） - 亜紗美
杉原スグル（修理工） - 石川ゆうや
杉原タケシ（その息子） - 秀平
木村龍二（ヤクザ親分） - 島津健太郎
木村翔（ヤクザの息子） - 西原信裕
木村スミレ（ヤクザの妻） - 穂花
ヤクザ子分金子 - デモ田中
藤井マサコ（いじめグループの親） - 菜葉菜
藤井ヨウスケ（いじめグループの親） - 岸建太朗
ヨシエ（アミのクラスメイト） - 木嶋のりこ
ヤクザ子分 - 諏訪太朗
ヤクザ子分 - 大迫茂生
ゆみこ - 屋敷紘子
哲平 - 照井健仁
板前 - 濱松敏廣

スタッフ

監督・脚本 - 井口昇
エグゼクティブ・プロデューサー - ジョン・シラベラ
プロデューサー - 羽山陽子（メディア・ブラスターズ）、千葉善紀（日活）、中村聡（日活）
音楽 - 中川敬
撮影 - 長野泰隆
照明 - 安部力
録音 - 横野一氏工
美術 - 黒須康雄
編集 - 田辺賢治
助監督 - 城定秀夫、家次勲、大木正吾
選曲 - 石井ますみ
音響効果 - カモメファン（渡部健一、勝亦さくら、佐々木教生）
イラスト - 江口寿史
特殊造型監督・残虐効果 - 西村喜廣（西村映造）
特殊メイク・造型 - 石野大雅
VFXスーパーバイザー：鹿角剛司
アクション監督 - 鈴村正樹（ユーデンフレームワークス）
アクションコーディネーター - 園村健介
アクションアドバイザー - 下村勇二
配給・宣伝 - SPOTTED PRODUCTIONS
配給協力 - インターフィルム
宣伝協力 - バイオタイド
製作 - フィーバー・ドリームス（メディア・ブラスターズ）
制作プロダクション - 日活株式会社

受賞

映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第34位

片腕マシンガール