牛ケ島大橋

牛ケ島大橋

牛ケ島大橋は、新潟県長岡市川口牛ケ島と西川口を結ぶ、信濃川に架かる橋長321mの橋梁です。この橋は、農免道路牛ケ島線の一部として建設され、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

概要

牛ケ島大橋は、長岡市川口地域の信濃川に架かる橋で、魚野川合流点から約1km下流に位置しています。農免道路牛ケ島線は全長1,585mで、西倉橋の西詰から岩平・桑巻を経由して牛ケ島に至る農道の一部であり、牛ケ島大橋が信濃川を渡る区間となっています。

構造と工法

牛ケ島大橋は、鋼6径間連続非合成RC床版鈑桁橋という形式を採用しています。具体的な構造は以下の通りです。

橋長: 321.000m
支間割: 49.2m + 4×55.3m + 49.2m
総幅員: 9.75m
車道幅員: 6.75m（2車線）
* 歩道幅員: 片側2.00m

橋の建設はJFEエンジニアリングが担当し、上部工の施工には手延べ送出し工法が用いられました。また、橋脚は壁式橋脚で、ニューマチックケーソン工法によって建設されています。橋台は逆T式橋台です。橋梁には耐候性鋼が用いられています。

歴史

牛ケ島地区は信濃川の右岸に位置していますが、過去の洪水によって川筋が変わり、現在の地形が形成されました。江戸時代から渡し船が利用されており、2004年の中越地震以前には観光にも利用されていました。中越地震後も、住民の往来や農耕に利用されていましたが、より安全で便利な交通手段が求められていました。

橋の建設は、下部工が2001年度から2006年度にかけて、上部工が2007年度から2010年度にかけて行われました。そして、2010年11月28日に牛ケ島大橋が開通しました。

効果

牛ケ島大橋の完成により、対岸に農地を持つ農家の利便性が大幅に向上しました。これにより、農作業の効率化が図られ、地域経済の活性化にも貢献しています。また、緊急時における避難路としての役割も期待されています。

牛ケ島大橋は、地域住民の生活を支え、地域間の交流を促進する重要なインフラとして、今後もその役割を果たし続けるでしょう。

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