牛深中継局

牛深中継局について

牛深中継局は、熊本県天草市に位置するテレビ・ラジオ放送の中継局です。天草地域の情報伝達において、重要な役割を担っています。遠見山に設置されたこの中継局は、長年にわたり地域の皆様に様々な情報を提供し続けてきました。

中継局の概要

中継局名: 牛深中継局
所在地: 熊本県天草市久玉町（遠見山）

歴史

牛深中継局の歴史は、1962年12月24日にNHK熊本放送局とRKK熊本放送が共同で中継局を設置したことから始まります。その後、FM放送の開始、地上アナログテレビジョン放送、そして地上デジタルテレビジョン放送の開始と、時代の変化とともに進化を遂げてきました。

1962年12月24日: NHK熊本放送局とRKK熊本放送が共同で中継局を設置。
1970年2月28日: NHK熊本放送局FM放送の運用開始。
1970年3月3日: TKUテレビ熊本が地上アナログテレビジョン放送を開始。
1982年3月28日: KKTくまもと県民テレビが開局。
1989年9月22日: KAB熊本朝日放送が開局。
1996年3月26日: FM熊本が開局。

送信設備

牛深中継局は、地上デジタルテレビジョン放送とFMラジオ放送の電波を送信しています。

地上デジタルテレビジョン放送

* 主な受信地域: 熊本県天草市の一部

2008年3月27日には、九州総合通信局より地上デジタルテレビジョン放送の予備免許が交付され、同年4月1日から4月30日まで試験放送が行われました。そして、2008年5月1日に全局で本放送が開始されました。

地上アナログテレビジョン放送

地上アナログテレビジョン放送は2011年7月24日に全局で放送を終了しました。アナログ放送のチャンネルは、すべて熊本送信所と同一でした。なお、KAB熊本朝日放送は、アナログ開局当初20chでしたが、地上デジタル放送開始に伴う「アナアナ変換」により、16chに変更されました。これにより、チャンネルは熊本送信所と完全に同一となりました。

FMラジオ放送

牛深中継局では、FMラジオ放送も提供されています。これにより、地域の皆様はクリアな音質のラジオ放送を楽しむことができます。

まとめ

牛深中継局は、熊本県天草市において、テレビとラジオ放送を住民に届けるための重要な施設です。長年にわたり、地域の情報インフラを支えてきました。技術の進歩とともに放送形態は変化しましたが、牛深中継局はこれからも地域住民の情報アクセスを支え続けるでしょう。

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