牛牧 (名古屋市)

牛牧（うしまき）

概要

牛牧は、愛知県名古屋市守山区に存在する地名です。この地名は、古くはこの地域に牛の牧場があったことに由来すると伝えられています。

歴史

地名の由来

地名の由来については、『尾張志』という文献に、この地域にかつて牛の牧場が存在していたことが記されています。これが地名「牛牧」の直接的な起源と考えられています。

沿革

牛牧の歴史は、明治時代にさかのぼります。

1878年（明治11年）12月28日：春日井郡牛牧村が合併により、大森垣外村の一部となりました。
1947年（昭和22年）8月1日：東春日井郡守山町大字大森垣外の一部が分離し、同町大字牛牧が成立しました。
1954年（昭和29年）6月1日：守山町が市制を施行し、守山市大字牛牧となりました。
1963年（昭和38年）2月15日：守山市が名古屋市と合併したことにより、名古屋市守山区大字牛牧となりました。
1968年（昭和43年）1月18日：牛牧の一部が守山区守牧町に編入されました。
1990年（平成2年）11月26日：さらに一部が守山区守山二丁目に編入されました。
1991年（平成3年）11月25日：一部が再び守山区守牧町に編入されました。

その後、牛牧の区域は、守山区内の金屋一丁目・金屋二丁目・永森町・松坂町・城土町・白沢町・森宮町・村前町・高島町・西城二丁目・小幡中三丁目・大牧町といった他の町名にも編入され、現在の形に至っています。

現在の牛牧

現在の牛牧は、名古屋市守山区の一部として、住宅地や商業施設などが混在する地域となっています。かつての牧場の面影は薄れてはいますが、地名にはその歴史が今も息づいています。この地域は、名古屋市の発展とともに変遷を遂げ、現在では多くの人々が生活する場所となっています。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。
守山区制50周年記念事業実行委員会 編『守山区誌』守山区制50周年記念事業実行委員会、2013年2月10日。

関連項目

* 名古屋市の地名

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