牧志津香

牧志津香（まき しずか）は、1989年6月9日生まれ、大阪府出身の日本の女子柔道選手です。身長165cm、57kg級で活躍し、左組みを得意としています。血液型はB型で、得意技は大内刈りです。

6歳で柔道を始めた牧選手は、池本道場でそのキャリアをスタートさせました。中学校時代から才能を開花させ、加賀屋中学校3年時には全国中学校柔道大会52kg級で優勝を飾りました。その後、大阪工大高校に進学し、1年生の時には全日本ジュニア柔道選手権大会57kg級で決勝に進出しましたが、松本薫選手に敗れて準優勝となりました。2年生の時には3位に終わりましたが、3年生の時には決勝で石川慈選手を破り、見事優勝を果たしました。インターハイでは3位入賞、アジアジュニアでは優勝するなど、国内外でその実力を示しました。講道館杯でも決勝に進出しましたが、松本薫選手に敗れ2位に終わりました。

筑波大学に進学後も牧選手の活躍は続きます。1年生の時には全日本ジュニアで3位に入賞し、2年生の時には学生体重別選手権で優勝しました。また、体重別団体戦では、緒方亜香里、山本小百合、伊部尚子らとともにチームを優勝に導きました。国際大会では、ワールドカップ・スウォンで決勝で地元韓国の金ジャンディ選手を破り優勝を果たしました。3年生の時には学生体重別で2位となりましたが、講道館杯では大学の6年先輩である元世界選手権3位の佐藤愛子選手を破り、優勝を飾りました。グランドスラム・東京では初戦敗退となりましたが、この大会を放映したテレビ東京により、「がむしゃらクイーン」というキャッチコピーが付けられました。

大学卒業後はミキハウスに所属しましたが、目立った活躍は見られませんでした。2014年には、60kg級の世界チャンピオンである高藤直寿選手と結婚しました。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、夫である高藤選手を応援するため、1歳半の息子とともに現地観戦を予定していましたが、治安上の理由から息子は自宅でテレビ観戦することとなりました。

主な戦績は以下の通りです。

2004年 - 全国中学校柔道大会 優勝
2005年 - 全日本ジュニア 2位
2006年 - 全日本ジュニア 3位
2007年 - アジアジュニア 優勝
2007年 - インターハイ 3位
2007年 - 全日本ジュニア 優勝
2007年 - 講道館杯 2位
2008年 - ベルギー国際 優勝
2008年 - 全日本ジュニア 3位
2009年 - 学生体重別 優勝
2009年 - 体重別団体 優勝
2009年 - ワールドカップ・スウォン 優勝
2010年 - 学生体重別 2位
2010年 - 講道館杯 優勝

これらの情報はJudoInside.comを参考に作成されました。

外部リンク

牧志津香 - JudoInside.com (英語)
牧志津香 - 国際柔道連盟 (英語)

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