牧野内翔馬

牧野内 翔馬

1994年11月5日に福岡県で生まれた牧野内翔馬選手は、ジャパンラグビーリーグワンの豊田自動織機シャトルズ愛知で活躍するプロラグビー選手です。ポジションは主にセカンドロー、通称ロック（LO）を務めています。身長189cm、体重103kgという堂々たる体格を持ち、ラインアウトやモール、そして近場での激しいプレーでチームに貢献しています。

牧野内選手のキャリアは、地元の強豪校である東福岡高校で本格的に始まりました。高校時代からその才能は高く評価され、高校日本代表にも選出されるなど、世代を代表する選手の一人として注目を集めます。高校卒業後、2013年には法政大学に進学し、関東大学ラグビーリーグ戦グループで力を磨きました。大学在学中も、年代別代表としてU20日本代表やジュニア・ジャパンに選ばれるなど、国際舞台での経験も積んでいます。

また、牧野内選手のスポーツ一家としての背景も特筆すべき点です。父親の牧野内和彦氏は、かつてバレーボールのVリーグ、JTサンダーズ（現在の広島サンダーズ）でプレーした元プロバレーボール選手であり、その影響を受けて牧野内選手自身も幼少期からスポーツに親しんできたと考えられます。

大学を卒業した2017年、牧野内選手は当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークス（現在のNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。そして、入団初年度の2017年8月18日に行われたトップリーグ開幕節、リコーブラックラムズ（現在のリコーブラックラムズ東京）戦で途中出場を果たし、待望の公式戦デビューを飾りました。これは彼のラグビー選手としての新たなステージの幕開けとなる重要な一歩でした。

NTTコミュニケーションズで経験を積んだ後、2021年には宗像サニックスブルースへ移籍し、活躍の場を移します。そして、2022年からは現在の所属チームである豊田自動織機シャトルズ愛知に加入し、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でプレーを続けています。所属チームを移しながらも、各チームでロックとして重要な役割を担い、チームの勝利に貢献しています。

彼のプレースタイルは、ロックとしてのフィジカルを生かしたコンタクトプレーや、ラインアウトでの安定感に定評があります。長身を生かしたジャンプはもちろん、リフターとしてもチームを支える存在です。また、フィールドプレイヤーとしても献身的に動き、ボールキャリーやタックルでも存在感を示しています。

福岡県出身である牧野内選手は、高校・大学時代の多くのチームメイトと共にラグビー界で歩んでおり、特に東福岡高校時代の同級生には西内勇二、白濱弘章、花田広樹、廣川翔也、古川浩太郎といった著名な選手たちがいます。また、法政大学時代の同級生には松村拓海選手がいます。

これまでの豊富なキャリアと年代別代表での経験を活かし、豊田自動織機シャトルズ愛知のフォワードパックを支える牧野内翔馬選手の今後のさらなる活躍が期待されています。リーグワンの舞台で、彼の力強いプレーがチームを勝利に導く瞬間を楽しみにしているファンも多いことでしょう。

（注：所属チーム名は活動当時の名称、または現在の正式名称で記載しています。）

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