特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター

特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター

2004年から2005年にかけて放送された「スーパー戦隊シリーズ」第28作『特捜戦隊デカレンジャー』の20周年を記念した続編作品。

概要

本作は、テレビシリーズから20年後を描いた完全新作オリジナルビデオ作品。2024年6月7日に劇場公開された後、同年11月13日にBlu-ray/DVDが発売された。

あらすじ

白昼の大都会で謎の爆破事件が発生。ジウジッソ星人マープルの証言から、容疑者として女性エイリアン・ラエンジョが浮上する。一方、地球に落下した未確認物体の調査に訪れたバンは、ファイヤー・スクワッドの新人刑事・江戸川塁と出会う。ラエンジョは、かつて塁によってデリートされた麻薬王タレワラーネの妻であり、夫の復讐のために事件を起こしたことが判明。デカレンジャーは、ラエンジョを追うこととなる。

登場人物

地球署

江戸川 塁（えどがわ るい）
ファイヤー・スクワッド所属の新人隊員で、バンの部下。優秀だがクールで合理的な性格。
地球署のメンバーとのジェネレーションギャップを感じている。当初は女性の新デカレッド「晴月天」が登場する予定であったが、脚本の変更により、塁が誕生した。

赤座 伴番（あかざ ばんばん）/ デカレッド
かつてのデカレッド。今回は、SP1ライセンスを塁に譲り、自身もプレミアデカレッドとして戦う。

戸増 宝児（とます ほうじ）/ デカブルー

江成 仙一（えなり せんいち）/ デカグリーン

日渡 茉莉花（ひわたし まりか）/ デカイエロー

胡堂 小梅（こどう こうめ）/ デカピンク

姶良 鉄幹（あいら てつかん）/ デカブレイク

白鳥 スワン（しらとり スワン）
地球署の司令官。

宇宙人

リドミハ星人モクミス
高知県立牧野植物園の学芸員。全宇宙の植物に精通している。隕石に付着していた宇宙麻薬の原料となる宇宙植物ネヒルモの種子を見抜く。テレビシリーズに登場したリドミハ星人カーサスとは別個体。

ヨシワ星人ラエンジョ
麻薬王タレワラーネの妻。地球人とは感情表現が異なり、喜びと怒りが逆になっている。夫の復讐のために爆破事件を起こす。

ラカム
ラエンジョの娘。

家政婦
タレワラーネ邸でラカムの面倒を見ていた女性エイリアン。

チーマ星人タレワラーネ
銀河の麻薬王。ファイヤー・スクワッドの塁によってデリートされる。

ジウジッソ星人マープル
爆破現場を目撃し、ラエンジョの情報を証言する。

ジウジッソ星人ロットメン
タレワラーネの用心棒。バンと戦うが逃亡する。

その他

高知市長
高知市広報担当者
桂浜水族館の店員

デカレンジャーの新戦力

デカレッド プレミアモード（プレミアデカレッド）
江戸川塁がSP1ライセンスで変身する戦士。超高速移動機能が特徴。
後にバンも変身する。

ツール

SP1ライセンス
バンが塁に譲ったライセンス。プレミアデカレッドへの変身に使用。

ディーソードベガ
デカマスター専用の武器だが、プレミアデカレッドが使用。

本作品オリジナルの用語・設定

エイリアン特区
チーマ星の歓楽街をモチーフとした場所。

ウイルスベクター
宇宙植物ネヒルモを枯らすためのもの。

キャスト

赤座伴番 / デカレッド：さいねい龍二
戸増宝児 / デカブルー：林剛史
江成仙一 / デカグリーン：伊藤陽佑
日渡茉莉花 / デカイエロー：木下あゆ美
胡堂小梅 / デカピンク：菊地美香
姶良鉄幹 / デカブレイク：吉田友一
江戸川塁：長妻怜央（7ORDER）
モクミス：川村文乃（アンジュルム）
家政婦：神尾直子
ラカム：小野美音
高知市長：おだち（あつかんDRAGON）
高知市広報担当者：森岡千晴
桂浜水族館の店員：雫石将克
シン・ネオデカベースの隊員：福沢博文
ラエンジョ：黒川芽以
白鳥スワン：石野真子

声の出演

タレワラーネ：真野恭輔
ドギー・クルーガー：稲田徹
マープル / ロットメン：福山潤
ナレーター：古川登志夫

スーツアクター

デカレッド、プレミアデカレッド：福沢博文
デカブルー：前田将吾
デカグリーン：三村幸司
デカイエロー、モクミス：橋本恵子
デカピンク：神尾直子
デカブレイク：北川裕介
ドギー・クルーガー：増田広司
ロットメン：糠信圭祐

スタッフ

原作：八手三郎
脚本：荒川稔久
音楽：亀山耕一郎
監督：渡辺勝也
アクション監督：福沢博文

音楽

主題歌：「特捜戦隊デカレンジャー20th～ファイヤーボール・ブースター～」
歌：サイキックラバー
エンディングテーマ：「ミッドナイト デカレンジャー」
歌：ささきいさお、森の木児童合唱団

制作

本作は、高知県と京都府でのオール地方ロケを敢行。特に、高知県はデカブレイク役の吉田友一が地域おこし協力隊として活動している縁で、ロケ地誘致に尽力した。また、菊地美香、伊藤陽佑もアソシエイトプロデューサーとして制作に携わっている。

アクション

当時を再現したアクションと、現代的な演出を融合。映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のようなワンカットアクションにも挑戦している。

映像ソフト化

Blu-rayとDVDでリリース。

劇場先行販売版（DVD）
DVD通常版
Blu-ray通常版
初回生産限定SP1ライセンス版（Blu-ray）

プロモーション

入場者プレゼントとして、オリジナルビジュアルカードが配布された。

脚注

注釈

出典

参考文献

劇場パンフレット
『宇宙船』vol.183
『フィギュア王』No.316

外部リンク

Vシネクスト「特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター」 - 東映ビデオ
* 特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター (@dekaren_10) - X（旧Twitter）

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