玄向寺

玄向寺について

玄向寺（げんこうじ）は、長野県松本市大村に位置する浄土宗の寺院です。正式名称を女鳥羽山道樹院玄向寺といい、特に境内を彩る120種1200株の牡丹が有名で、その美しい光景は多くの人々を魅了します。

歴史

玄向寺は室町時代の永禄4年（1561年）に長譽清光上人によって開山されました。江戸時代には、松本城主であった水野家から6代84年間にわたり手厚い保護を受けました。また、越中国（現在の富山県）出身の播隆上人が当寺の立禅和尚を訪ね、裏山の女鳥羽の滝で修行したという逸話も残っています。

境内

玄向寺の境内には、以下のような建物や史跡があります。

本堂：寺院の中心となる建物です。
仁王門：寺の入口に建つ門で、仁王像が安置されています。
観音堂：平成19年（2007年）に再建された観音菩薩を祀るお堂です。
水野家廟所：松本市特別史跡に指定されており、平成17年（2005年）に復元大改修工事が行われました。松本城主であった水野家歴代の墓所です。
開運稲荷社：平成19年（2007年）に再建されたお稲荷様を祀る社です。
播隆上人の石像：播隆上人の功績を称え建立された石像です。

文化財・寺宝

玄向寺には、以下のような文化財や寺宝があります。

水野家廟所：松本市特別史跡に指定されています。
玄向寺境内：松本市指定名勝に指定されており、その美しい景観が評価されています。
播隆上人掛軸：播隆上人ゆかりの掛軸です。

所在地と交通アクセス

所在地：長野県松本市大村681
交通アクセス：
松本ICより車で約20分。
JR松本駅より美ヶ原温泉行きバス終点下車、徒歩10分。

関連情報

播隆上人：玄向寺にゆかりのある高僧です。
松本市の名所・旧跡：松本市には他にも多くの歴史的な名所や旧跡があります。
松本市の歴史：玄向寺は、松本市の歴史を語る上で重要な場所の一つです。

参考文献

『探訪 信州の古寺 浄土教・日蓮宗』1996年 郷土出版社

外部リンク

浄土宗女鳥羽山道樹院 玄向寺WEB（公式サイト）
松本市観光サイトへのリンク'>松本市観光サイト 玄向寺
播隆上人
* 玄向寺 牡丹祭りと雅楽会の紹介


玄向寺は、美しい牡丹の花が咲き誇るだけでなく、歴史や文化を感じられる場所です。ぜひ一度訪れてみてください。

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