玉井和博

玉井和博氏の経歴と実績

玉井和博氏は、1949年4月1日生まれの実業家であり、教育者です。ホテル業界での豊富な経験と、大学での教育活動を通じて、観光分野の発展に大きく貢献してきました。

ホテル業界での活躍

玉井氏は、1971年3月に立教大学経済学部経営学科（現在の経営学部）を卒業後、同年4月に京急興業株式会社（現在の京急不動産株式会社）に入社しました。その後、1993年9月には株式会社ホテル京急に出向し、ホテル業界でのキャリアをスタートさせました。

2001年6月には、ホテルグランパシフィックメリディアンの取締役副総支配人兼営業統括部長に就任し、経営の中枢を担いました。さらに、2004年6月にはホテルパシフィック東京の取締役副総支配人、兼総支配人室長、兼営業企画部長に就任し、ホテル運営全般に携わりました。

2005年6月には、株式会社楼蘭の代表取締役社長を兼務し、事業経営にも手腕を発揮しました。2007年6月には、ホテルパシフィック東京の常務取締役総支配人に昇進し、ホテルのトップとして辣腕を振るいました。2008年6月には、株式会社ホテル京急の代表取締役社長に就任し、ホテル業界での確固たる地位を築きました。

教育者としての活動

玉井氏は、ホテル業界での豊富な経験を活かし、教育者としても活躍しています。2010年10月には、立教大学観光学部の特任教授に就任し、ホテル経営・運営全般（実践論）やホスピタリティ論を教えました。2016年3月に立教大学を退職した後、同年には大妻女子大学の教授に就任し、2017年には同大学人間関係学部の特任教授として、後進の育成に尽力しています。

公的活動

玉井氏は、観光庁の「観光産業革新検討会」座長、「MICE 国際競争力強化委員会」委員および同「MICE 国際競争力強化企画小委員会」委員長を務めるなど、観光分野の発展に貢献しています。また、埼玉県「おもてなし大賞」選考委員長や、東京都「観光有識者会議」委員など、数多くの公的機関の委員も歴任しています。

著書

玉井氏は、以下の書籍を執筆または編纂しています。

『サービスマネジメント概論』作古貞義（編）学文社 2006年
『観光コーディネート学』小塩稲之（編）日本販路コーディネーター協会出版局 2011年
* 『不動産バブル崩壊とホテルマネジメントの変遷』月刊「都市問題」後藤・安田記念東京都市研究所 2014年

これらの著書は、ホテル業界や観光分野の研究に貴重な貢献をしています。

玉井和博氏は、実業界と教育界の両面で活躍し、日本の観光業界の発展に大きく貢献している人物と言えるでしょう。

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