玉虫沼

玉虫沼は、山形県東村山郡山辺町玉虫に位置する美しい溜め池です。室町時代の応永年間（1394年～1427年）に築造されたとされ、山形県内最古の溜め池として知られています。2010年（平成22年）には、農林水産省の「ため池百選」にも選定されました。

現在も約120ヘクタールの広大な農地を潤す灌漑用水源として重要な役割を果たしています。沼の畔には、樹齢300年を超える立派なアカマツ「笠松」がそびえ立ち、玉虫沼のシンボルとして親しまれています。この場所には、玉虫姫を祀る玉虫大明神も鎮座しており、地域の信仰を集めています。（玉虫の民話については後述）

玉虫沼は、釣り любителей にも人気のスポットです。周辺地域は「山辺町玉虫沼農村公園『かほりの広場』」として整備され、ラベンダーやオオヤマザクラなどが植栽されています。せせらぎ公園などのレクリエーション施設も充実しており、自然を満喫できる空間が広がっています。

また、玉虫沼は豊かな自然環境にも恵まれており、ニッコウキスゲ、ヒメサユリ、スイレンなどの貴重な植物が自生しています。池の中にはメダカが生息しており、多様な生態系を育んでいます。

アクセス

玉虫沼へのアクセスは以下の通りです。

道路
国道287号
山形県道18号山形朝日線
山形県道49号山形山辺線
路線バス
左沢線羽前山辺駅下車

関連情報

山辺町
ため池百選
ため池百選 - 農林水産省
山辺町観光協会
* 山辺町

玉虫沼は、歴史、文化、自然が調和した魅力的な場所です。ぜひ一度訪れて、その美しさを体感してください。

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