球磨村立球磨清流学園

球磨村立球磨清流学園について

球磨村立球磨清流学園（くまそんりつ くませいりゅうがくえん）は、熊本県球磨郡の球磨村一勝地丙に位置する公立の義務教育学校です。この学校は2024年4月に、球磨村内の2つの小学校（渡小学校と一勝地小学校）および1つの中学校（球磨中学校）が統合されて設立されました。新たな義務教育学校として、地域の未来を担う子供たちの教育に力を入れています。

統合の経緯

球磨村立球磨清流学園は、3つの学校を統合することで一貫した教育を提供することを目指しています。前期課程（1～6年生）と後期課程（7～9年生）に分かれており、南北に分かれた校舎で学生が学ぶ形を取っています。具体的には、旧一勝地小学校を改修した北校舎が前期課程の1から4年生を受け入れ、旧球磨中学校の南校舎が5から9年生の生徒に対応しています。

校舎と施設

この学園は施設分離型のため、生徒は北校舎または南校舎のどちらかで学ぶことになります。北校舎は、前期課程の1～4年生を対象。所在地は「〒869-6403 熊本県球磨郡球磨村一勝地丙22番地1」です。南校舎は、前期課程の5・6年生および後期課程の7～9年生を受け入れており、ここも同じ球磨村内に位置しています。所在地は「〒869-6403 熊本県球磨郡球磨村一勝地丙123番地」です。

校訓と校章

球磨村立球磨清流学園の校訓は「自立・創造・敬愛」であり、これらの価値観を育む教育を目指しています。また、校章は球磨川の流れに影響を受けたデザインで、そこに山桜の花弁と羽ばたくカワセミを組み合わせています。校名である「球磨」は縦書きで中央に配置され、視覚的にもこの学校のアイデンティティーを強調しています。

学園歌

学校には独自の学園歌があり、その作詞は山口白陽、作曲は出田憲二、編曲は出田敬三によるものです。歌詞は3番まであり、それぞれの歌詞の中に「球磨清流」という名前が頻繁に登場します。この歌は元々の球磨中学校の校歌を元に改編されたもので、義務教育学校の設立に伴い更新されました。

アクセスと周辺施設

球磨村立球磨清流学園へのアクセスは非常に便利で、最寄りの駅はJR九州の肥薩線にある一勝地駅です。また、九州産交バスの「一勝地駅」停留所も近く、公共交通機関を利用しての通学が可能です。周囲には人吉下球磨消防組合や人吉警察署一勝地警察官駐在所、一勝地郵便局などがあり、安心して生活する環境が整っています。

まとめ

球磨村立球磨清流学園は、地域の教育に対し新たな価値を提供するため、統合という形で生まれました。公立の義務教育学校として、子供たちの成長を見守りながら、地域社会に貢献する教育機関としての役割を果たすことが期待されています。

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