瑞穂斎場

瑞穂斎場：歴史と概要

瑞穂斎場は、東京都西多摩郡瑞穂町に位置する公営斎場です。複数の市町からなる一部事務組合が運営しており、火葬場も併設しています。都道府県を跨いでの事務組合設立は全国的にも珍しく、地域住民にとって重要な施設となっています。

歴史

瑞穂斎場の歴史は古く、1936年4月24日、株式会社積善社火葬場として埼玉県入間郡元狭山村栗原新田で開業しました。当時、東京府と埼玉県の境に近接した立地でした。その後、1952年2月、瑞穂町、福生町（現在の福生市）、西多摩村（現在の羽村市）の2町1村が積善社火葬場を買収し、同年11月10日、狭山火葬場組合を設立しました。

1958年10月15日には、瑞穂町と元狭山村（の一部）が合併し、斎場の所在地が東京都西多摩郡瑞穂町富士山栗原新田となりました。1971年には初代火葬棟（火葬炉5基、重油使用）が竣工、1971年7月には入間市が組合に加わりました。1980年には斎場棟（式場）が完成、1987年11月17日には「福生都市計画火葬場第1号狭山火葬場組合」として都市計画が決定されました。

1989年5月には名称を瑞穂斎場組合に変更、同年頃には初代火葬棟の無煙化が行われました。2002年10月には現在の施設が竣工（火葬炉6基、LPガス使用）、2005年10月には武蔵村山市が組合に加わり、2007年には火葬炉2基と待合室3室を増設しました。

施設概要

瑞穂斎場は、ユニバーサルデザインの考え方に基づいた設計となっています。段差を極力なくすなど、高齢者や障がい者の方々も安心して利用できるよう配慮されています。

火葬炉: 8基 (LPガス)
収骨室: 3室
保管室: 4室
待合室: 10室
式場: 3室（大式場150名、中式場70名、小式場40名)
売店喫茶 ゆにわ: 瑞穂町社会福祉協議会が運営
駐車場: 乗用車250台、マイクロバス10台

アクセス

電車: 八高線 箱根ケ崎駅からタクシーで約5分
車: 国道16号瑞穂バイパス「瑞穂斎場入口」交差点からすぐ

休館日

年末年始（1月1日～1月3日）
* 友引の日は原則営業していますが、メンテナンスのため月2回程度臨時休館となる場合があります。友引の日に火葬を希望する場合は、事前に問い合わせが必要です。

組合構成市町

瑞穂斎場組合を構成する市町は、東京都の瑞穂町、福生市、羽村市、そして埼玉県の入間市、武蔵村山市の5市町です。都道府県を跨いでの事務組合という点も、瑞穂斎場の大きな特徴となっています。

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