箱根ケ崎駅

箱根ケ崎駅について

箱根ケ崎駅は、東京都西多摩郡瑞穂町に位置する、JR東日本八高線の駅です。瑞穂町の代表駅であり、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

歴史

1931年に八高線の開通と同時に開業しました。当初は旅客と貨物の両方を取り扱っていましたが、貨物取扱は一時廃止、その後再開を経て、1984年に完全に廃止されました。1987年の国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となり、1996年には八王子-高麗川間が電化されました。その後、ICカードSuicaの導入や橋上駅舎の完成など、時代の変化に合わせて駅の機能も進化しています。

駅構造

現在の駅舎は橋上駅舎で、島式ホーム1面2線を備える地上駅です。将来の2面4線化を考慮した設計となっており、ホームと改札の間にはエスカレーターとエレベーターが設置されています。待合室はホーム階段下にあり、空調設備も完備されています。改札は1箇所のみで、改札を出て左側が東口、右側が西口となっています。駅構内には、自動券売機、指定席券売機、自動精算機が設置されています。また、改札内にはトイレ、改札外には瑞穂町管理の公衆トイレもあります。

以前は木造駅舎でしたが、2004年に橋上駅舎が完成しました。みどりの窓口は2010年に閉鎖され、現在は日中のみ駅員が配置されています。時間外は自動券売機が使用できず、ICカード専用改札となります。

のりば

1番線：八王子・拝島方面
2番線：高麗川方面、当駅始発の八王子・拝島方面

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は3,974人です。近年、西口の再開発に伴い利用者は増加傾向にあります。

駅周辺

東口は、江戸時代の宿場町であった箱根ヶ崎宿の名残があり、旧青梅街道や旧国道16号線など幹線道路に囲まれています。周辺には住宅街と商店街が広がっており、横田基地や防衛省の管理する国有地も見られます。

西口は、2000年頃から再開発が進み、商業施設や住宅が増えています。羽村街道の延伸により、新青梅街道や国道16号線へのアクセスも向上しました。

主な施設：

瑞穂町郷土資料館（けやき館）
福生警察署箱根ヶ崎駅前交番
瑞穂町役場
瑞穂町図書館
瑞穂郵便局
みずほエコパーク
瑞穂ビューパーク
狭山池公園
六道山公園
東京都立瑞穂農芸高等学校
東京都立羽村高等学校
東野高等学校
狭山ヶ丘高等学校・付属中学校

バス路線

東口からは、立川バス、西武バス、都営バス、瑞穂町コミュニティバスが運行しています。西口からは、各バス会社の路線が運行しています。

その他

過去には武州鉄道や西武鉄道による延伸計画もありましたが、実現には至りませんでした。

多摩都市モノレールの乗り入れ

多摩都市モノレールの上北台駅から当駅までの延伸が計画されており、2020年に東京都が事業化を発表しました。開業時期は未定ですが、2032年頃の開業を目指しています。モノレールの駅は、東口ロータリー付近に設置される予定です。

車両基地建設計画

駅の北側には、八高線用の車両基地の建設が計画されています。用地買収はすでに完了しており、JR東日本の計画にも「箱根ヶ崎電車区（仮称）」と記載されています。現在では工事は行われていません。

隣の駅

■八高線
東福生駅 - 箱根ケ崎駅 - 金子駅

脚注

駅の情報（箱根ケ崎駅）：JR東日本

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
CLANNAD - 作中に箱根ヶ崎駅が登場する。

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