瑞草駅

瑞草駅（ソチョえき）

瑞草駅（ソチョえき）は、大韓民国の首都、ソウル特別市の瑞草区瑞草3洞に所在する鉄道駅です。ソウル交通公社が運営する地下鉄2号線の駅として機能しており、駅番号は「224」が付与されています。この駅は、周辺に多数の主要な公共機関や商業施設が点在するエリアに位置し、地域住民や来訪者にとって重要な交通結節点となっています。

歴史

瑞草駅の歴史は、ソウル特別市の地下鉄網拡張とともに始まりました。1983年12月17日、当時はソウル特別市地下鉄公社が運営する2号線の駅として営業を開始しました。その後、組織再編に伴い、駅の運営主体も変遷を経ていきます。2005年1月1日には、ソウル特別市地下鉄公社が「ソウルメトロ」に名称を変更し、瑞草駅もソウルメトロの駅となりました。さらに、2017年5月31日には、ソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社が統合され、現在の運営事業者であるソウル交通公社の駅として新たな体制での運用が続いています。

駅構造

瑞草駅は地下に設けられた駅舎構造を持っています。ホーム形式は相対式ホームが2面2線配置されており、各ホームは安全性を高めるためにフルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。駅の改札口は東側と西側に合計2箇所設置されていますが、特に東側の改札口は、内回り線を利用する乗客用と外回り線を利用する乗客用で別々に設けられているのが特徴です。化粧室は改札の外にあります。駅構内はバリアフリーに対応しており、エレベーターが完備されています。地上への出入口は合計8箇所（1番から8番）設けられており、駅周辺の各方面へのアクセスを容易にしています。

のりば

瑞草駅においては、旅客案内上ののりば番号は特に設定されていません。列車はそれぞれの方向に沿って指定されたホームに発着します。

利用状況

瑞草駅の一日平均利用人員は、近年さまざまな変動を示しています。具体的な数値データは時期によって異なりますが、周辺施設の集積を反映し、多くの乗降客に利用されている駅の一つです。

駅周辺

瑞草駅の周辺エリアは、韓国の中枢を担う重要な公共機関や、教育施設、商業施設、医療機関などが密集しており、多岐にわたる施設へのアクセス拠点となっています。特に、法曹関連の重要機関が集積しており、大検察庁、最高裁判所に相当する大法院、ソウル家庭法院、ソウル高等検察庁、ソウル高等法院などが近隣に位置します。また、国の知の拠点である国立中央図書館や、花市場も駅の近くにあります。教育機関としては、ソウル高等学校、瑞草中学校、瑞草高等学校などが所在し、ソウル瑞草警察署、調達庁、韓国地方行政研修院といった行政・公共機関も利用者の多い施設です。商業・宿泊施設では、大規模複合施設セントラルシティ内に新世界百貨店やマリオットホテルがあり、賑わいを見せています。さらに、カトリック大学校ソウル聖母病院やアリラン国際放送の施設も駅からのアクセスが便利です。これらの多様な施設への玄関口として、瑞草駅は重要な役割を果たしています。

隣の駅

ソウル交通公社2号線における瑞草駅の隣接駅は以下の通りです。

* 教大駅 (223) - 瑞草駅 (224) - 方背駅 (225)

もう一度検索