環境調査研修所

環境調査研修所について

環境調査研修所は、環境省に所属する施設等機関であり、国家行政組織法第8条の2に定める文教研修施設です。この研修所は、国や地方公共団体の職員などに対し、環境問題に関する専門的な知識や技能を習得するための研修を実施しています。また、国立水俣病総合研究センターを傘下に置き、水俣病に関する調査・研究、情報収集、そしてその知見の発信を行っています。

所在地

• - 環境調査研修所: 埼玉県所沢市
• - 国立水俣病総合研究センター: 熊本県水俣市

沿革

• - 1973年（昭和48年）3月: 環境庁に公害研修所が設置されました。
• - 1978年（昭和53年）10月: 環境庁に国立水俣病研究センターが設置されました。
• - 1990年（平成2年）7月: 公害研修所が環境研修センターに名称変更し、国立環境研究所の附置機関となりました。
• - 1996年（平成8年）7月: 国立水俣病研究センターが国立水俣病総合研究センターに名称変更し、国際・総合研究部が設置されました。
• - 2001年（平成13年）4月: 環境研修センターが環境省総合環境政策局の附置機関となりました。
• - 2001年（平成13年）6月: 国立水俣病総合研究センターに水俣病情報センターが設置されました。
• - 2003年（平成15年）7月: 環境研修センターが環境調査研修所に名称変更し、環境省の施設等機関となりました。同時に、国立水俣病総合研究センターが環境調査研修所の下部組織となりました。

組織

環境調査研修所には以下の組織があります。

• - 所長（総合環境政策統括官が兼務）
• - 次長
• - 庶務課
• - 教務課
• - 研修企画専門官
• - 国際研修協力専門官
• - 主任教官
• - 教官
• - 国立水俣病総合研究センター

国立水俣病総合研究センターには以下の組織があります。

• - 所長
• - 総務課
• - 国際・総合研究部
• - 臨床部
• - 基礎研究部
• - 疫学研究部

主な職務

環境調査研修所の研修内容

• - 行政研修: 国や地方公共団体の環境行政に携わる職員を対象に、総合環境政策、化学物質対策、大気・水環境対策、自然環境対策、廃棄物・リサイクル対策、地球環境保全対策、国際環境協力など、幅広い分野の専門的な知識と技能を習得するための研修を行っています。また、日本、中国、韓国の環境行政担当職員を対象とした「日中韓三カ国合同環境研修」も実施しています。
• - 分析研修: 環境分析業務に必要な専門知識や技能を習得するための研修です。汚染媒体や汚染質の種類によって異なる環境調査・モニタリングの手法に対応した研修コースを提供しています。
• - 職員研修: 環境省の職員を対象に、階層や職種に応じた研修を行い、知識の習得や能力の向上を図っています。

国立水俣病総合研究センターの研究内容

• - 国際・総合研究部: 水俣病に関する国際的な調査・研究、資料の収集・整理、情報発信、社会科学的及び自然科学的研究を行っています。
• - 臨床研究部: 水俣病に関する臨床医学的な調査・研究、およびそれらに必要な診療を行っています。
• - 基礎研究部: 水俣病に関する病理学的、生化学的、生理学的研究など、基礎医学的な調査・研究を行っています。
• - 疫学研究部: 水俣病に関する疫学的・医学的な調査・研究に必要な資料の収集・解析を行っています。

関連事項

• - 水俣病

外部リンク

• - 環境調査研修所
• - 国立水俣病総合研究センター

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