生島ヒロシ いきいき大放送

生島ヒロシいきいき大放送

「生島ヒロシいきいき大放送」（いくしまヒロシ いきいきだいほうそう）は、TBSラジオで放送されていた人気番組で、1987年10月12日から1988年12月29日までの間、平日の昼下がりにリスナーに楽しさを届けていました。本番組は、1987年10月に『一慶の歌謡大放送』の後番組としてスタートし、放送時間は月曜から金曜の13:00から15:50に設定されていました。

番組の特徴と内容

当番組のパーソナリティは生島ヒロシが担当し、月曜から木曜までの進行を手掛けました。金曜日は、三遊亭小遊三が登場し、ユーモアとトークを融合させた新しいスタイルを披露しました。放送初期の頃から、さまざまなコーナーを設け、リスナーを楽しませる工夫がなされました。

「ヒロシの午後もいきいき」や「小遊三の午後もいきいき」といったタイトルのコーナーでは、リスナーの声を取り入れたラジオならではのインタラクティブな試みが盛り込まれ、幅広いジャンルの話題をカバーしました。また、「やじ馬ニュース」や「トピックダイアリー」というコーナーでは、最新のニュースや話題を楽しく伝え、リスナーの興味を引きました。

アシスタントとコーナーの多様性

1988年10月からはアシスタントが日替わりに変更され、それぞれの個性を活かしリスナーを楽しませる役割を果たしました。月曜日には富沢美智恵、火曜日にはあべ静江、水曜日には神田陽子、木曜日には清水ひとみが各曜日に登場しました。金曜日は、当時のTBSアナウンサーである木場弘子が担当し、情報提供を行いました。

特に印象的だったのは、ニュースキャスターとして活動していた楽衛や、唯一無二のキャラクターを持つ伊藤加奈子です。彼女は「看護婦 加奈子」としてピンクの看護師の衣装を身にまとい、ラジオカーで各地を訪問し、訪問先でピンクのおしぼりを配るというユニークな企画を展開しました。彼女は1980年のミス・ワールド日本代表であり、注目を集めました。

特別企画と地域イベント

1988年には、さいたま博覧会の開催中に会場内からの生放送を行い、リスナーとのつながりを深める努力がなされました。地域イベントと連動した放送は、リスナーに新しい体験を提供し、番組の特別な魅力を際立たせました。

終幕と影響

番組は1988年12月に終了し、放送当時の聴取率を誇るものでした。その後も生島ヒロシは、ラジオのパーソナリティとして様々な活動を展開し、リスナーに愛され続けています。独自のスタイルと多彩なコーナーが魅力だった「生島ヒロシいきいき大放送」は、TBSラジオの歴史において一つの金字塔といえる存在となりました。

もう一度検索