生方美久

生方美久 - 日本の脚本家

概要

生方 美久（うぶかた みく、1993年5月10日生まれ）は、日本国内で活躍する脚本家です。群馬県富岡市出身で、医療関係の職業からキャリアをスタートし、独自の視点で数々の映像作品を手掛けています。

経歴

デビュー前

生方は、高崎商科大学附属高等学校を経て群馬大学医療学部保健学科に進学し、看護学を専攻しました。在学中、医療機関で助産師や看護師として勤務しつつ、ミニシアターでアルバイトをしながら脚本の勉強をしました。彼女が影響を受けた脚本家、坂元裕二が受賞したことをきっかけに、フジテレビヤングシナリオ大賞に応募。3度目の挑戦で『踊り場にて』が第33回大賞を受賞し、映像化もされています。さらに、城戸賞準入賞や伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞奨励賞も受賞しました。

2022年の活動

2022年から放送されたフジテレビの木曜劇場『silent』では、彼女が脚本を担当しました。この作品は、視聴率やTVerでの再生回数において歴史的な記録を樹立し、Twitterでもトレンド入りを果たしました。『silent』の脚本は書籍化もされ、クリスマスイブに発売前の予約のみで10万部を突破するなど、その人気を証明しました。

2023年の受賞と活動

2023年、彼女は第31回橋田賞新人賞を受賞し、これからの活躍がますます期待されています。また、群像5月号には随筆を寄稿し、多方面での活動を展開しています。

人物

当初、映像監督を目指していた生方は、2019年にニューシネマワークショップでの受講を通じて、デビューにはオリジナルの脚本が必要と認識し、シナリオ執筆に力を入れることとなります。特に坂元裕二や信本敬子を尊敬しており、坂元の作品に多くの影響を受けているそうです。根源的な影響としては、学生時代に観た岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』が挙げられます。

主な作品

生方の代表的な作品には以下のものがあります：

• - テレビドラマ

- 踊り場にて（2021年12月31日、フジテレビ）
- silent（2022年10月6日 - 12月22日、フジテレビ）
- いちばんすきな花（2023年10月12日 - 12月21日、フジテレビ）
- 海のはじまり（2024年7月1日 - 、フジテレビ）

• - 配信ドラマ

- Silent スピンオフドラマ（2022年10月31日、TVer）

• - 映画

- 自主映画『アット・ザ・ベンチ』（2023年）

• - 書籍

- silent シナリオブック 完全版（2022年12月24日、扶桑社）

受賞歴

2023年に第31回橋田賞新人賞を受賞したことは、非常に注目される成果です。彼女が今後どのような作品を創り上げていくのか、多くの人々が期待と興味を持って見守ることでしょう。

生方美久は医療現場から脚本家への転身を果たし、その独自の視点で多くの人に感動を与えています。これからの作品がどのように展開していくのか、引き続き注目です。

もう一度検索