生源寺龍憲

生源寺 龍憲（しょうげんじ たつのり）

生源寺龍憲は、1998年5月15日生まれで、山口県出身の若き日本のプロゴルファーです。彼は、サッカーをしていた幼少期から一転してゴルフの道に進み、10歳から本格的にプレーを始めました。その後、岡山県の作陽学園高等学校に入学し、同級生である渋野日向子と共に青春時代を過ごしました。高校卒業後は同志社大学に進学し、ここで彼の技術が磨かれていきました。

大学在学中の2019年には『関西学生ゴルフ選手権競技』で2位に輝き、次の年には『関西学生会長杯』で優勝を果たしました。この勝利が彼のプロ転向を決定づける要因となり、2020年にはクオリファイングトーナメントを経てプロゴルファーとしてのキャリアをスタートさせました。

プロとして最初の頃は下部ツアーであるABEMAツアーを中心にプレーをし、徐々に成績を向上させていきました。2023年6月には「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」でプロ初優勝を達成し、さらに続く大会「南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント」でも優勝し、連続優勝を果たしました。この活躍により、同年の下部ツアーでは歴代最多賞金を記録し、賞金王に輝く快挙を達成しました。

続く2024年には国内ツアー開幕戦『東建ホームメイトカップ』で2位となり、賞金ランキングでも29位に入ることで初めてのシード権を獲得しました。また、予選会を通過してアジアンツアーにも出場し、トップ10入りも果たしました。

2025年には再び『東建ホームメイトカップ』で注目の成績を残しましたが、最終日は悪天候により中止となりました。前日までのスコアで単独トップに立っていた彼は、ツアー初優勝を達成することとなります。同年5月に行われた『日本プロゴルフ選手権大会』では、最終日を首位で迎えましたが、プレーオフで惜しくも敗れ、メジャータイトルは手に入れられませんでした。6月には『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品』で最終日を見事に逆転し、優勝を手にしました。

生源寺の名字は、天台宗の開祖として知られる最澄の生誕地、滋賀県大津市坂本にある生源寺に由来しています。彼はその名前に恥じぬよう、今後もさらなる活躍が期待される選手です。プロゴルファーとしてこれからの成績にも注目が集まっています。

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