生田スタジオ

生田スタジオについて

生田スタジオは、神奈川県川崎市多摩区菅仙谷に所在し、日本テレビによって所有・管理されているテレビスタジオです。このスタジオは、主に日本テレビのテレビドラマやバラエティ番組の制作に使用される場所として知られています。近隣にはよみうりランドがあり、アクセスの良さも魅力の一つです。

概要

生田スタジオでは、日本テレビの人気ドラマ『土ドラ9』や『土ドラ10』をはじめ、多岐にわたるテレビ番組の撮影が行われています。特に、バラエティ番組である『月曜から夜ふかし』や、特別番組の収録として、『ものまねグランプリ』や『はじめてのおつかい』なども行われています。さらに、番組『知ってるつもり?!』や『マジカル頭脳パワー!!』の多くのエピソードもこのスタジオで収録されました。また、人気バラエティ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の中でも特に注目されている『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』も、ここで収録されたものです。

最寄りの駅は、JR南武線の稲田堤駅および京王相模原線の京王稲田堤駅で、両駅からは関係者専用の送迎バスが運行されています。スタジオの技術的な管理は、日テレ・テクニカル・リソーシズ（NiTRo）という子会社が行っており、品質の高い制作環境が整備されています。

歴史

生田スタジオは1964年7月に、よみうりランドの一部分に4階建ての鉄筋コンクリート造として完成しました。当時は「NTVスタジオ」と呼ばれており、250坪のカラー用第1スタジオと200坪のモノクロ用第2スタジオが設置されていました。特に第1スタジオは1000人収容の公開スタジオとして利用され、日本国内初のカラーアイドホールによる投射で多くの観客を集めました。ただし、次第に日本テレビの公開番組が減少し、ドラマ撮影スタジオとしての機能が強化されていきました。

1986年には設備の老朽化が進む中で改築が行われ、1998年には第1・第2スタジオが新設され、現在のスタジオ体制が整いました。また、このタイミングで管理運営主体も変わり、日本テレビが直接スタジオを所有する形になりました。

施設概要

生田スタジオには現在、3つの主要なスタジオがあります。第1スタジオは260坪、第2スタジオは200坪の広さがあり、主にドラマ制作に使用されています。特に、『土ドラ』シリーズなどの制作に力を入れています。第3スタジオも同じく200坪あり、こちらはバラエティ番組や一部のドラマ収録に利用されています。

さらに、出演者用の化粧室や衣装室、控室が完備されており、制作用の編集室や録音スタジオも整備されています。また、ドッキングロケーション端子盤を利用することで、スタジオ外でのロケーション撮影も可能です。過去にはよみうりランド内に時代劇専用のオープンセットが存在しましたが、1990年代に撤去され、その後は別の施設に転用されました。

生田スタジオは、テレビ業界において重要な役割を果たしており、今後も多様な番組が制作され続けることでしょう。

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