生駒雅紀

生駒雅紀

生駒 雅紀（いこま まさき）は、1975年2月5日生まれ、和歌山県有田市出身の元プロ野球選手（投手）である。右投げ右打ち。日本ハムファイターズに所属し、プロの舞台でプレーした。

来歴

幼少期から野球に親しみ、小学校3年生の時に本格的に野球を始めた。小学校5年生からは投手としてマウンドに立つようになる。

地元の和歌山県立吉備高等学校に進学。高校野球生活においては、3年夏の県大会でチームは2回戦で敗退し、甲子園出場は叶わなかった。

高校卒業後は社会人野球の名門、日立製作所に入社し、野球を続けた。社会人野球界で投手としての実力を磨き、在籍中の1995年と1996年には、社会人野球の最高峰である都市対抗野球大会への出場を果たしている。この社会人での活躍がNPB球団のスカウトの目に留まることとなった。

1996年のNPBドラフト会議において、日本ハムファイターズから4位指名を受け、プロ入りを決断した。

プロ野球でのキャリア

プロ1年目となる1997年シーズンには、ルーキーながら早くも一軍のマウンドを経験した。プロ初登板は1997年5月25日、東京ドームで行われた対西武ライオンズ戦。この試合の8回から救援投手として登板したが、2イニングを投げ6失点というほろ苦いデビューとなった。

迎えた2年目の1998年には、前年を上回る登板機会を得るとともに、防御率も改善するなど一定の成長を見せた。

プロ3年目の1999年が、生駒のプロキャリアにおける最盛期と言えるシーズンとなった。このシーズンは先発として11試合、救援として19試合に登板し、合計30試合でマウンドに上がった。成績は2勝8敗ながら、セーブも4つ記録するなど、チームに貢献した。特に、プロ初勝利は1999年5月1日、オリックス・ブルーウェーブ戦（グリーンスタジアム神戸）において、プロ入り後初めての先発登板で記録。この試合では7回を投げてわずか1失点に抑える好投を見せ、自身初の白星を先発勝利という形で挙げた。また、プロ初セーブは1999年8月18日の千葉ロッテマリーンズ戦（東京ドーム）で記録された。この試合の9回二死という状況で救援登板し、打者一人を抑えて試合を締めくくり、プロ入り初セーブをマークした。

続く2000年シーズンは、主にリリーフとして28試合に登板し、チームのブルペンを支えた。

しかし、2001年以降は一軍での登板機会が激減した。2002年、そして2003年と二年続けて一軍での登板がないままシーズンを終えた。そして2003年のオフに、球団から戦力外通告を受けた。

現役続行を希望し、他球団の入団テストを受けたものの、獲得に名乗りを上げる球団は現れず、この年限りで現役を引退することを決断した。

プロ野球選手としての実働は7年間であった。

記録

プロ初登板：1997年5月25日、対西武ライオンズ戦（東京ドーム）、8回から救援登板、2回6失点
プロ初勝利・初先発勝利：1999年5月1日、オリックス・ブルーウェーブ戦（グリーンスタジアム神戸）、7回1失点
プロ初セーブ：1999年8月18日、千葉ロッテマリーンズ戦（東京ドーム）、9回二死から救援登板・完了、1/3回無失点

背番号

13 （1997年 - 2003年）

関連項目

和歌山県出身の人物一覧
北海道日本ハムファイターズの選手一覧

（注）この記述は公開情報を基に再構成したものです。年度別成績などの詳細情報は別途ご確認ください。

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