産交バス菊池営業所

産交バス菊池営業所について

産交バス菊池営業所は、かつて九州産交バスの子会社であった産交バスに存在した営業所の一つです。1984年に親会社である九州産業交通から路線が全廃止された後、子会社の産交観光バスへ移管されました。その後、2005年4月の子会社再編により産交バスの営業所として再スタートしましたが、2006年9月30日をもって廃止されました。

所在地

営業所は熊本県菊池市隈府に位置していました。

併設バス停

菊池産交バス停が併設されていました。

担当路線

菊池営業所は、主に菊池市内全域をカバーする路線を担当していました。一部路線は隣接する山鹿市の山鹿産交（山鹿バスセンター）や菊池郡大津町の大津産交まで運行していました。

ただし、菊池市近郊（旧七城町や泗水町など）は熊本電鉄バスのエリアであったため、当営業所の管轄外でした。そのため、主に菊池市北部の水源・立門・龍門地区とその周辺地域を運行していました。また、熊本市内方面へは熊本電鉄バスが運行していたため、当営業所からの路線はありませんでした。

廃止後の対応

営業所廃止後、一部路線は近隣の山鹿営業所と大津営業所に引き継がれ、一部は熊本電鉄バスへ統合されました。残りの路線は全て廃止となりましたが、その代替として菊池市が地元タクシー業者に運行を委託し、「きくちあいのりタクシー」として運行を開始しました。このタクシーは、旧産交バスが運行していた穴川線、立門線、四町分線に加え、公共交通機関がなかった山間地域を含む2コース（水源地域線、龍門地域線）をカバーしています。さらに、2008年4月からは泗水西部地域線、2009年10月からは泗水東部地域線も運行されています。

きくちあいのりタクシーは予約制で、1名からでも予約が可能です。

現在の状況

菊池営業所閉鎖後、その跡地は産交バス大津営業所菊池車庫として現存しており、一部の車両と乗務員が駐在しています。一部路線は、現在もこの場所を発着点として運行しており、山鹿・大津方面行きのバスが停車します。ただし、JR九州バスから継承された山鹿線のバス停は、道路向かい側の電鉄菊池プラザにあり、当停留所には停車しません。

外部リンク

* きくちべんりカー・きくちあいのりタクシー（菊池市）

もう一度検索