産交バス大津営業所

産交バス大津営業所について

産交バス大津営業所は、九州産交バスの子会社である産交バスが運営する営業所の一つです。熊本県菊池郡大津町吹田に所在し、大津町内を発着する路線を中心に運行しています。

所在地と併設施設

所在地: 熊本県菊池郡大津町吹田1108
併設バス停: 大津産交
併設施設:
九州産交オートサービス大津整備工場
パーク&バスライド: 定期券購入者やバス利用者（大津産交発）向けの駐車場（10台収容）

また、菊池営業所の廃止に伴い、跡地が当営業所の菊池車庫として利用されており、数台の車両が配置されています。

過去の経緯

かつて九州産交バス直轄の営業所であった時代には、熊本市北区武蔵ヶ丘に武蔵ヶ丘車庫を設け、武蔵ヶ丘団地発着の便に使用する車両を駐在させていました。乗務員は現地で出退勤していましたが、光の森営業所への移転に伴い廃止されました。

2015年、熊本都市圏路線バス網の再編に伴い、九州産交バスの営業所としては廃止され、光の森営業所に移転しました。同時に、大津営業所が担当していた路線の多くが再編され、菊陽町東部や大津町の路線は短縮または廃止されました。しかし、熊本都市圏外の路線を担当する産交バスの営業所としては存続しています。

現在、敷地は産交バス大津営業所と九州産交バス[[光の森営業所]]大津車庫として併用されており、一部の車両と乗務員が引き続き駐在しています。バス停は「大津産交」として現在も利用されています。

現在の担当路線

産交バス大津営業所は、現在以下の路線を運行しています。

大津産交 - 木山産交（山西・津森経由）: 木山営業所と共同運行（岩坂経由または陣内・森経由の2系統）
大津産交 - 土林（山西経由）: 岩坂経由または陣内・森経由の2系統
大津高校 - 菊池産交
肥後大津駅 - 山鹿温泉（旧JR九州バス山鹿線）: 山鹿営業所と共同運行、菊池市内では電鉄菊池プラザを経由

また、以下のコミュニティバス路線の運行を受託しています。

菊陽町巡回バス「キャロッピー号」（熊本電鉄バスと共同運行）
大津町「大津まちなかバス」
ホンダ技研通勤バス

大津まちなかバス

2023年10月1日より運行を開始した大津町のコミュニティバスです。以前運行していた大津産交 - 交通センター線を補完する目的で、既存の路線を活用しつつ、町の中心部での移動を充実させるために運行を開始しました。

運行経路: 吹田団地 - 熊本文化の森 - 大津中央 - 大津駅前 - 室町 - 熊本セントラル病院 - 大津警察署前 - 大津駅南口 - イオン大津店前 - 大津町役場
運行本数: 平日4往復、土日祝日3往復
運賃: 1乗車180円均一（2024年9月30日まで100円均一）

ホンダ技研通勤バス

2024年10月1日から運行を開始した肥後大津駅とホンダ技研熊本工場を結ぶ通勤バスです。TSMC進出による交通渋滞対策の一環として、大津町とホンダ技研、産交バスなどで構成されるプロジェクトチームによって実証運行が行われています。

運行本数: 朝8便（6時台～8時台）、夕方12便（15時台～21時台）
停車箇所: 大津駅北口、ホンダ技研熊本工場内3箇所、翔陽高校前
実施期間: 3年間

九州産交バス大津営業所時代の担当路線

九州産交バス時代には、熊本市中心部、市北部、市東部、および熊本都市圏（菊池郡菊陽町・大津町）の路線を担当していました。また、一時的に阿蘇くまもと空港とJR光の森駅を結ぶ快速バス「光の森号」も運行していました。

主な運行系統（2015年11月30日以前）

大津町内発着

子11 大津産交 - 交通センター
子20 吹田団地 - 交通センター

菊陽町内発着

子7 武蔵ヶ丘団地 - 田崎橋/交通センター
子13 菊陽台病院 - 交通センター
子18 光の森 - 交通センター
子20 菊陽町役場 - 交通センター
県25 武蔵ヶ丘団地 - 交通センター

それ以前の廃止系統

子8 吹田団地 - 交通センター
子9 大津産交/菊陽台病院 - 交通センター
大津産交 - 武蔵ヶ丘車庫
県22 大津産交（吹田団地） - 交通センター
快速バス「光の森号」

車両

主に国産4メーカーの車両が導入されています。現在は熊本都市圏に乗り入れない路線や道幅の狭い場所を運行するため、日野・リエッセなどの小型車が多く配置されています。

九州産交バス時代にはいすゞ車の導入比率が高く、次いで日産ディーゼル車が多かったようです。また、日野レインボーHRや、京王バス、東武バスからの移籍車も在籍しています。

三菱車は大型車の導入が少なく、中型車が少数のみでしたが、近年、他営業所からの転属や神戸市交通局からの移籍により、増えています。ノンステップバスも導入されており、日野レインボーHRやいすゞ・エルガJが配置されています。

近年は、他の事業者からの移籍車も増えており、横浜市交通局、高槻市交通部、西東京バス、新京成バス、京浜急行バスなどからの車両も導入されています。

熊本都市圏を運行していた一部狭隘路線では、中型車が用いられていました。これらの車両は光の森営業所に転属し、一部は大津車庫に常駐しています。

脚注

産交バスポータルサイト

もう一度検索