田ノ浦海岸 (大分県)

田ノ浦海岸

田ノ浦海岸は、大分県大分市の西部に位置する、別府湾に面した海岸です。大分市と別府市の市街地の中間に位置しており、両市からのアクセスも良好です。

歴史

かつて田ノ浦海岸は礫浜であり、昭和30年代頃までは大分・別府両市民にとって身近な海水浴場として賑わっていました。しかし、その後の海流の変化や侵食によって海岸の地形が変化し、往時の賑わいは失われていました。

1990年代に入り、大分県は海岸の侵食防止と高潮災害の予防を目的とした海岸環境整備事業を開始しました。この事業では、約230,000m²の養浜を行い、全長約1.1kmの人工砂浜を造成しました。さらに、1993年度からは海岸の中央部に1.4haの人工島が築造されました。

また同時期には、国道10号（別大国道）の渋滞解消を目的とした道路拡幅事業や、大分市による公園整備事業も進められました。これらの事業が一体的に進められたことで、田ノ浦海岸は大きく生まれ変わりました。


2000年7月、約30年ぶりに大分市内唯一の海水浴場として復活し、現在では年間約6万人の人々が訪れる人気のスポットとなっています。

たのうらら

田ノ浦ビーチの東側には、地域の人々の憩いと交流の拠点として「道の駅たのうらら」が整備されました。2023年8月に道の駅として登録され、2024年7月7日にオープンしました。

周辺情報

田ノ浦海岸の東側には、仏崎と呼ばれる岬があります。また、大分市内には、神崎海岸、大志生木海岸、黒ヶ浜、白木海岸など、他にも魅力的な海岸があります。

関連情報

• - 施設の紹介 田ノ浦ビーチ - 大分市
• - たのうらら（公式サイト）
• - 田ノ浦ビーチ今昔物語 - 大分県
• - 田ノ浦海岸環境整備事業 道と緑と海のステージ (PDF) - 大分県

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