田中寛人

田中 寛人（たなか ひろと）

1979年5月30日生まれ。長野県埴科郡坂城町出身のNHKアナウンサーです。長野県上田染谷丘高等学校を経て、立教大学法学部を卒業後、2004年にNHKへ入局しました。

NHK入局以来、田中アナウンサーは全国各地の放送局でキャリアを重ねてきました。初任地の熊本放送局を皮切りに、和歌山放送局、松山放送局（一度目）、東京アナウンス室、長野放送局で勤務しました。そして、2024年4月からは、再び松山放送局で活動しています。

各地での足跡

熊本放送局時代（2004年度 - 2007年度）

キャリアの第一歩を踏み出した熊本では、主に県のニュースや中継、リポートを担当しました。地域に密着した報道の基礎をここで築きました。

和歌山放送局時代（2008年度 - 2011年度）

和歌山放送局では、夕方の地域情報番組『わかやまNEWSウェーブ』でキャスターを務めるなど、中心的な役割を担いました。また、『生中継ふるさと一番!』や『ひるブラ』、『あさイチ』といった全国放送の番組にも度々出演し、和歌山の魅力を全国に発信しました。特に記憶に残る出来事としては、2011年の東日本大震災発生時に福島放送局へ応援派遣され、被災地の状況や災害関連情報を伝えるローカルニュースを担当したことが挙げられます。

松山放送局時代（一度目）（2012年度 - 2015年度）

一度目の松山放送局勤務では、四国ブロック向けの早朝番組『おはよう四国』でキャスターを担当するなど、四国地方全体の情報発信に携わりました。俳句関連の番組『つぶや句575』ではパーソナリティーを務め、文化的な側面にも関わりました。この時期も、『ひるブラ』や『あさイチ』、『うまいッ!』といった全国放送番組のリポートを数多く担当し、愛媛や四国の食や文化、自然などを紹介しました。

東京アナウンス室時代（2016年度 - 2017年度）

東京アナウンス室では、『週刊ニュース深読み』のリポーターとして、政治や社会の出来事を深く掘り下げて伝えました。また、この時期はナレーション業務を数多く手掛けたことも特筆されます。『Nスペ5min.』や『ワイルドライフ』、『BS1スペシャル』など、ドキュメンタリーや教養番組を中心に、落ち着いた語り口で番組の世界観を支えました。熊本地震発生時には、出身地である熊本の被災状況を伝えるため、応援派遣として現地でのニュースも担当しました。

長野放送局時代（2018年度 - 2023年度）

出身地に近い長野放送局では、夕方の地域ニュース情報番組『イブニング信州』のメインキャスターを2018年度から2021年度まで務め、その後もキャスター代行として関わりました。また、金曜午後の地域情報番組『ゆる信ワイド』や土曜午前の『どどどど!信州イチオシ』でMCを担当するなど、地元・信州の視聴者にとって身近な存在として、地域のニュースや話題を深く掘り下げて伝えました。

松山放送局時代（二度目）（2024年度 - ）

2024年4月からは、二度目の松山放送局勤務となりました。現在は、四国地方のニュース・情報番組『四国らしんばん』でキャスターを務め、地域の最新情報を発信しています。加えて、愛媛県内のニュース、『ひめポン!845』や『ひめポン!645』といった時間帯のニュース、緊急報道なども担当しています。

その他の活動と人物

田中アナウンサーは、ニュース、中継、リポート、キャスター、MC、司会、そしてナレーションと、多岐にわたる役割を経験してきました。特に、地域情報番組のキャスターや、全国放送でのリポート、そして数多くのドキュメンタリー番組でのナレーションは、そのキャリアにおける重要な柱と言えるでしょう。趣味は、スマートフォンでの写真撮影です。

全国各地で多様な番組に携わり、地域に根差した報道から全国規模の情報発信まで幅広く活動する、経験豊富なアナウンサーです。

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