田中常雄

田中常雄（たなか つねお）は、1930年生まれの日本の外交官です。長野県出身で、東京大学法学部政治学科に在学中に外務公務員上級試験に合格、大学を中退し、1952年に外務省に入省しました。

外交官としてのキャリアは、外務省欧亜局大洋州課長を皮切りに、1978年には在タイ日本国大使館公使に就任。その後、1981年には在ロサンゼルス総領事としてアメリカに赴任しました。1983年には、法務省入国管理局長という要職も経験しています。

1985年、田中氏は駐ギリシャ特命全権大使として、初めて大使の任に就きます。その後、1988年には駐フィリピン特命全権大使、1990年には駐メキシコ兼ハイチ、ベリーズ特命全権大使を歴任し、1993年に外務省を退官しました。これらの大使としての活躍は、田中氏の外交手腕の高さを物語っています。

2000年には、その長年の功績が認められ、勲二等旭日重光章を受勲しました。また、一般財団法人フィリピン協会の名誉会員としても活動しています。

田中常雄は、外務省入省から退官まで、一貫して日本の外交に貢献し、国際社会における日本のプレゼンス向上に尽力しました。その幅広い経験と知識、そして卓越した外交手腕は、多くの人々に影響を与え、尊敬を集めています。各国の文化や社会情勢に対する深い理解に基づいた外交活動は、国際関係の発展に大きく貢献したと言えるでしょう。


田中氏の経歴は以下の通りです。

1930年：長野県に生まれる
東京大学法学部政治学科在学中に外務公務員上級試験合格
1952年：外務省入省
外務省欧亜局大洋州課長
1978年：在タイ日本国大使館公使
1981年：在ロサンゼルス総領事
1983年：法務省入国管理局長
1985年：駐ギリシャ特命全権大使
1988年：駐フィリピン特命全権大使
1990年：駐メキシコ兼ハイチ、ベリーズ特命全権大使
1993年：外務省退官
2000年：勲二等旭日重光章受勲
* 一般財団法人フィリピン協会名誉会員

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