田中貴也

田中 貴也選手のプロフィールと経歴

田中 貴也（たなか たかや、1992年8月27日生まれ）は、京都府南丹市に生まれたプロ野球選手で、主に捕手として活躍しています。現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属し、右投げ左打ちでプレーしています。

プロ入り前の経歴

彼の野球キャリアは、中学時代に始まりました。京都の南丹市立園部中学校に在籍し、甲子園でのプレーを目指していました。特に大嶺祐太選手の活躍に刺激を受け、沖縄県の八重山商工高校へ進学します。高校では厳しい練習によって育成され、1学年上の大嶺翔太選手とのバッテリーでの活躍もありましたが、甲子園への出場は果たせませんでした。

高校卒業後は山梨学院大学に進学し、主将としてチームを全国大会に導くなど素晴らしい成績を残しました。大学時代には、4年生の時にベストナインを獲得し、後にプロ野球の道へ進むことが決まります。

ドラフトと巨人時代

2014年のドラフトで読売ジャイアンツから育成選手として指名を受け、背番号005で入団しました。入団初年から、早速一軍キャンプに参加しオープン戦でも活躍。しかし、巨人在籍中には出場機会に恵まれず、特に2019年と2020年は悔いが残るシーズンとなりました。

特に2018年には一軍初出場を果たしましたが、打席には立てず、2019年も1試合のみの出場に留まりました。2020年の開幕前には一軍選手として期待されるも結局、不運に見舞われ再び二軍での生活を余儀なくされました。

楽天での活躍

2020年9月28日、田中は楽天ゴールデンイーグルスへの移籍が発表されました。背番号55をつけ、新しい環境で再起を図ることになりました。移籍後のイースタン・リーグで活躍し、プロ入り後初めての一軍公式戦も経験。特に2020年の試合では初安打と初打点を記録し、新たな一歩を踏み出しました。

2021年には、正捕手候補として活躍し、キャリアハイとなる31試合に出場。オフには契約を更新しさらなる成長を期待されています。2022年はけがに悩まされたものの、コンスタントに一軍に帯同し続けました。

選手としての特徴

田中選手は、強肩と優れたスローイング能力が特徴であり、二塁への送球はわずか1.9秒という驚異的なスピードです。彼の独特な打撃フォームは「潜水艦打法」とも呼ばれ、多くのファンの称賛を受けています。精神的にもポジティブで、どんな時でも元気を失わず、研究熱心な姿勢も見受けられます。

菅野智之投手とのバッテリー組成時には、彼から「面白い捕手」と高く評価されたことが、彼の実力を物語っています。このように、田中貴也選手は今後もプロ野球界でのさらなる活躍が期待される選手となっています。

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