田島高宏

田島高宏（たじま たかひろ）は、1978年5月8日生まれの日本のヴァイオリニストです。現在は札幌交響楽団のコンサートマスターとして活躍しています。

宮城県仙台市出身で、幼い頃からクラシック音楽好きの母親の影響を受け、4歳でヴァイオリンを始めました。中学2年生の時に小澤征爾の著書『僕の音楽武者修行』を読んだことがきっかけで、本格的に音楽の道を志すようになり、和波孝禧氏に師事しました。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学へと進み、引き続き和波氏の指導を受けました。

大学卒業後、2001年4月から2004年3月まで札幌交響楽団のコンサートマスターを務めました。その後、ドイツのフライブルク音楽大学へ留学し、ライナー・クスマウル氏に師事。2006年7月に同大学を卒業しました。

2008年から2014年まで、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを務め、国際的な舞台でも活躍しました。2014年9月には札幌交響楽団のコンサートマスターに復帰し、現在に至ります。

田島氏は、その卓越した技術と豊かな音楽性で、聴衆を魅了し続けています。また、プロレス観戦や旅行、特に鉄道旅行を趣味とするなど、多才な一面も持ち合わせています。

受賞歴

第49回全日本学生コンクール奨励賞
よこすかベイサイドポケット音楽コンクール弦楽器部門第2位（2000年）
第10回日本室内楽コンクール第2位（2000年）

参考文献

公益財団法人 札幌交響楽団 編『札幌交響楽団50年史 1961-2011』2011年

外部リンク

* 札幌交響楽団公式HP プロフィール

田島高宏は、幼少期からの音楽への情熱と、国内外での研鑽によって培われた高度な技術、そして豊かな音楽性を兼ね備えた、現代を代表するヴァイオリニストの一人と言えるでしょう。

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