田崎俊雄

田崎俊雄について



田崎俊雄（たさき としお）は、1974年11月1日生まれで、栃木県出身の卓球選手および指導者です。明治大学を卒業後、実業団の協和発酵（現・協和キリン）に所属し、選手として輝かしいキャリアを築きました。その後、引退を経て、さまざまなチームで指導者として活躍しています。

経歴


田崎は母校の明治大学を卒業した後、1996年から協和発酵で活動を開始しました。1999年には、ドイツの卓球ブンデスリーガ1部リーグに進出し、日本人選手として2人目の快挙を達成しました。この時、彼が移籍したチームは「ゲナン」ということで、松下浩二選手に続く存在となりました。国際舞台でも実績を重ね、1993年にはイェテボリ大会で世界卓球選手権に初めて出場し、団体戦で当時世界ランキング1位の選手を破って注目を浴びました。2000年のクアラルンプール大会では団体戦で銅メダルを獲得し、2002年のジャパンオープンではダブルス部門で優勝を果たしました。

国内大会においても強さを発揮しており、全日本卓球選手権では男子ダブルスで通算4度の優勝を記録しています。彼の全日本選手権での最後の試合は、2008年に行われたが、33歳という若さで現役を引退しました。

引退後は、協和発酵の卓球スクールで指導を行い、2011年には明治大学の監督代行を務め、翌年からは正式に監督として指導を行い、春季リーグで8年ぶりの優勝を果たしました。現在はデンソーポラリスで監督として活動し、多くの若手選手を育成しています。

プレースタイル


田崎選手は、ペンホルダー表ソフト速攻型のプレースタイルを持ち、その特徴的なフォームと巧みなプレーで知られています。彼の戦術は、台上でのプレーに加え、瞬発力を活かしたダイナミックなスマッシュが類を見ないものとして評価されています。このプレースタイルは彼を「カミカゼ速攻」と呼ばれるようにしました。また、ダブルスにも優れた才能を発揮し、様々な大会で目覚ましい成績を残しました。

主な戦績


田崎俊雄選手の主な成績は以下の通りです：

メディア出演と著作


田崎選手は、卓球に関するテレビ番組や書籍でも多くの貢献をしています。2011年にはNHKの「ディープピープル」に出演しており、著書「卓球 基本と戦術」も広く読まれています。さらに、中国語訳版も出版され、国際的にも評価されています。特に、DVD「田崎俊雄の超攻撃卓球」では彼の戦術や技術が多くのファンに伝えられました。彼の影響は今もなお、多くの選手やファンに受け継がれています。

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