『
田村ゆかりの黒うさぎの小部屋』は、声優・
田村ゆかりがパーソナリティを務め、
2003年4月3日から
2007年5月2日までコナミインターネットラジオステーションdb-FMで配信されたインターネット
ラジオ番組です。
文化放送・朝日放送で放送されていた『
田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』の姉妹番組として、略称は「黒うさぎ」、「黒うさ」、「小部屋」などがありました。
番組概要
この番組は、『いたずら黒うさぎ』の裏話的な位置づけで、より親密な雰囲気でトークが展開されるのが特徴でした。また、インターネットラジオならではのオリジナルコーナーも設けられ、地上波のラジオとは異なる魅力がありました。
番組は毎週
木曜日に更新され、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始には休止期間がありました。また、
木曜日が祝日にあたる場合は、前倒しで更新されることもありました。残念ながら、バックナンバーは配信されていません。
当初はReal Playerによる音声のみの配信でしたが、
2006年8月31日からはWindows Media Playerに移行。また、一部コーナーでは動画配信も行われ、
田村ゆかりのゲームプレイの様子などを楽しむことができました。
パーソナリティとスタッフ
パーソナリティは、もちろん
田村ゆかりさん。そして、番組を支えるスタッフとして、構成作家の
矢野了平さんをはじめ、
コナミデジタルエンタテインメント広報の芳井実佐子さん、コナミ広報の鈴木敦子さん、コナミトイ&ホビープロデューサーの高橋辰雄さん、ソフトバンククリエイティブの野原生好さん(「
ゲーマガ」編集者)、コナミ広報の米沢さん、「
声優グランプリ」副編集長の青木美奈子さん、
田村ゆかりさんのマネージャーの津田さんらが参加していました。
オープニング・エンディングテーマ
番組を彩るオープニングテーマとエンディングテーマは、
田村ゆかりさんの数々の楽曲が使用されました。以下に、各回のテーマ曲をまとめました。
オープニングテーマ
#1〜#17: 「Lovely Magic」
#18〜#27: 「
眠れぬ夜につかまえて」
#28〜#51: 「Primary Tale」
#52〜#76: 「
夢見月のアリス」
#77〜#102: 「Sweet Darlin'」
#103〜#126: 「candy smile」
#127〜#151: 「Cutie♥Cutie」
#152〜164: 「デイジー・ブルー」
#165〜169・#171〜#182: 「天使のお仕事」
#170: 「Baby's Breath」
#183〜#205: 「Princess Rose」
エンディングテーマ
#1〜#17: 「恋歌姫」
#18〜#27: 「お散歩しようよ」
#28〜#51: 「きらら時間旅行」
#52〜#76: 「空の向こう側に」
#77〜#102: 「永遠」
#103〜#107: 「fantasia」
#108〜#112: 「心の扉」
#113〜#116: 「惑星のランデブー」
#117〜#120: 「Picnic」
#121〜#126: 「Ever-Never-Land」
#127〜#151: 「Traveling with a Sheep」
#152〜#169・#171〜#182: 「優しい夜に。」
#170: 「Baby blue sky」
* #183〜#205: 「プレゼント」
コーナー紹介
ゆかりのひとりでポプれるもん
田村ゆかりさんが家庭用ゲーム「pop'n music」や「beatmania IIDX」に挑戦し、クリアを目指すコーナー。
2005年1月27日に最終回を迎えました。
小部屋でピコピコ大作戦
田村ゆかりさんがコナミや
ハドソンの旧作ファミコンゲームをプレイする人気コーナー。
2005年4月21日にスタートし、後に「小部屋でピコピコ大作戦3」に改題されました。コーナーでは、田村さんとスタッフがゲームを楽しむ様子が配信され、リスナーを楽しませました。
番組の終焉とその後
2007年5月2日の配信をもって、db-FMでの放送は終了しました。しかし、その後、
Oh!sama TVにて『
喫茶 黒うさぎ〜秘密の小部屋〜』としてリニューアルされ、新たな展開を見せました。
『
田村ゆかりの黒うさぎの小部屋』は、インターネットラジオ黎明期を彩った人気番組として、多くのリスナーの記憶に残っています。