田部田駅

田部田駅 (たべたえき) について

田部田駅は、かつて鹿児島県川辺郡川辺町（現在の南九州市）に存在した、鹿児島交通知覧線の廃駅です。1927年（昭和2年）に薩南中央鉄道の駅として開業し、地域住民の足として利用されていました。その後、1943年（昭和18年）に薩南中央鉄道が南薩鉄道に吸収合併されたことに伴い、南薩鉄道知覧線の駅となりました。

歴史

• - 1927年（昭和2年）6月1日：薩南中央鉄道の開業と同時に、田部田駅も開業しました。
• - 1943年（昭和18年）4月2日：薩南中央鉄道が南薩鉄道に吸収合併され、南薩鉄道知覧線の駅となります。
• - 1953年（昭和28年）6月25日：駅が無人化されました。これにより、駅員による業務は終了し、駅は簡素な構造となりました。
• - 1965年（昭和40年）11月15日：知覧線が廃止されたことに伴い、田部田駅も廃駅となりました。

駅構造

田部田駅は地上駅でした。開業当初は駅員が配置されていましたが、1953年6月以降は無人駅となっています。駅舎やホームなどの具体的な構造は、現存していないため詳細不明です。

隣の駅

鹿児島交通知覧線における田部田駅の隣の駅は以下の通りです。

• - 薩摩白川駅
• - 田部田駅
• - 薩摩川辺駅

その他

田部田駅は、駅名が漢字でも仮名でも回文になる珍しい駅名として知られています。同様の例として、「久麻久」（くまく）、「志布志」（しぶし）、「瀬戸瀬」（せとせ）といった駅名が挙げられます。これらの駅名も、上から読んでも下から読んでも同じになるという特徴を持っています。

脚注

特になし。

関連項目

• - 日本の鉄道駅一覧

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