甲田哲也

甲田哲也について

甲田哲也（こうだ てつや、1970年9月6日生まれ）は、日本の実業家であり、女子プロレス界において著名な存在です。長野県の北佐久郡軽井沢町出身の彼は、東京都立大学を卒業後、SE（システムエンジニア）として一般企業で働きましたが、1999年に女子プロレス団体・ネオ・レディースにスタッフとして参加することで、その後の人生が大きく変わりました。

NEO女子プロレスである「有限会社ネオ・エンターテイメント」の元代表取締役社長でもある甲田は、選手たちを支援する一方で、団体の運営面にも関わりを持ちました。しかし、彼のキャリアには波乱もあり、過去に不祥事を起こしたことで謹慎を余儀なくされた際には、賀川照子リングアナウンサーに代表の座を譲りました。その後、復職を果たすものの、選手やスタッフから信頼を得るのは容易ではありませんでした。それでも、NEOの選手代表だった井上京子は解散まで彼に対し反発することはなかったとされています。

試合中には自ら乱入することもあり、特に2006年5月5日にはアイアンマンヘビーメタル級王座のベルトを一時的に奪取するなど、プロレス界での存在感を示しています。このことからも、彼のプロレスへの情熱を感じ取ることができます。しかし、2007年には選手との結婚の話が持ち上がり、さくらえみとの騒動によって結婚することはできませんでした。現在も未婚ですが、さくらとの親交は続いており、さくらの退団後もプロレスリング我闘雲舞の旗揚げに協力するなど、多彩な活動を行っています。

NEOが解散した2010年12月31日には、最後の大会で音響係を務め、現場の運営にも参加していました。その後、アイスリボンにて音響やリングアナウンサーとしての役割を果たしつつ、警備や渉外業務などにも従事していましたが、2012年6月に道場マッチを見納めとしてアイスリボンを卒業しました。2012年6月4日にはDDTプロレスリングが立ち上げた女子プロレス事業部「東京女子プロレス」の事業部長に就任し、さらなるキャリアの展開を迎えました。

その後も彼はDDTでの重要な役割を果たし、特に2017年にはリング上において鶴見亜門との試合で勝利し、その後の運営においても大きな影響を与えました。それに続く2018年には、男色ディーノのDDTプロデューサー辞任に伴い、臨時ゼネラルマネージャーも兼任することになりました。

入場曲としては、モーニング娘。の楽曲を選ぶことも多く、2017年から2021年の間に様々な楽曲を使用。得意技には片羽絞めや魔性のスリーパーがあり、試合においても高い技術力を披露しています。

甲田哲也は、映画にも出演しており、2015年の「劇場版 東京女子プロレス 爆音セレナーデ」では、その顔を広く知れ渡らせることになりました。彼の活動は多岐にわたり、今後のさらなる活躍が期待されています。

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