白坂道子

白坂道子のプロフィールと経歴

白坂道子（しらさか みちこ）は、1935年10月28日生まれの日本の女性声優で、北海道札幌市出身です。彼女は81プロデュースに所属し、声優業界において数十年のキャリアを誇ります。出身地については、小樽市出身とする資料も存在します。

学生時代の影響

白坂道子の声優としての道は、小学校時代に始まりました。札幌市立豊水小学校での卒業式において、在校生総代として祝辞を読んだ際、彼女は自信を持って大きな声で話す楽しさを体験しました。この出来事が彼女の声に対する興味や関心を育むきっかけとなったのです。

その後、札幌市立中島中学校に進学すると、近隣にあったNHKを訪れる機会を得ました。担任教師の勧めで、友人とともにアナウンサーの方に声を出して読む活動に参加しました。この経験から、彼女は俳優の道を志すようになります。特に、芥川龍之介の作品を一緒に読んだ友人たちとの時間が、声を使う楽しさを更に深めることに繋がりました。彼女は北海道札幌南高等学校の放送部に在籍し、声の技術を磨く環境に恵まれています。

職業人生の始まり

声優としての正式なキャリアは、NHK札幌放送劇団の研究生から始まりました。そこから、芸術祭文部大臣奨励賞を受賞し、東京放送劇団やプロダクションエム・スリーに所属するなど、名実ともに声優としての地位を築いていきます。また、俳優座養成所第13期生として3年間演技を学びました。この経験が、彼女のアーティストとしての幅を広げる要因となります。

特技と趣味

白坂道子には、特技として東北弁を持っています。また、シャンソンに対する興味を持ち、趣味として楽しんでいます。彼女の多才さは、声優活動を通じた様々な役柄の表現力に影響を与えています。

主な出身作品

白坂道子は、アニメ、ラジオドラマ、ナレーション、吹き替えなど、多岐にわたる作品に出演しています。代表的な作品には以下のようなものがあります：

• - テレビアニメ

おばけのホーリー（1991年）でおばあさんの声を担当。

• - ラジオドラマ

パイロットファームなどで活動。

• - 人形劇

あつまれ!じゃんけんぽん（ノンタ）や、大きくなる子など。

• - ナレーション

うず潮、からだであそぼ、スタジオパークからこんにちはなど、教育的なプログラムにも参加。

• - 吹き替え

映画『怒りの河』でローラ役など、多数の映画での声を担当。

ドキュメンタリーとラジオ

彼女はドキュメンタリーにも参加し、1984年にRKB毎日放送が制作した「むかし男ありけり」では、檀一雄の足跡を辿る作品に関わりました。この作品は、芸術祭でテレビドキュメンタリー部門の優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

白坂道子の独特な声と演技力は、視聴者に強い印象を残し、その存在は日本の声優界において特に重要な位置を占めています。彼女のこれまでの活動は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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