白山市立松任中学校

白山市立松任中学校について

白山市立松任中学校（はくさんしりつ まっとうちゅうがっこう）は、石川県白山市末広二丁目に所在する公立の中学校です。
通称は「松中（まっちゅう）」と呼ばれ、2021年時点でおおよそ800人の生徒が学ぶ白山市内の中学校の中では最大の規模を誇ります。校内には美しい中庭があり、四季折々の風景が楽しめる他、生徒玄関には鮮やかな花が咲き誇っています。図書館「本の森」は、子供たちが本を手に取りやすい魅力的なスペースとして親しまれています。

2021年には、松任中の卒業生である地元のお笑いコンビ「ぶんぶんボウル」が同級生と共にSDGsに関する講座を実施したことでも話題となりました。また、東京オリンピックでの聖火ランナー経験者から寄贈されたトーチやユニフォームも学校内に展示されています。

沿革

松任中学校は1951年に約500名の生徒を抱えるマンモス校として開校しました。その後、1964年には旭中学校を統合し、さらに1980年には生徒の増加に伴い北星中学校を分離開校しました。1982年には光野中学校の設立もとあいまって、次第に多くの生徒が集まりました。

1983年には新校舎が完成し、2000年には創立時の50周年を記念して図書室の改修を行いました。2005年には市町村の合併により名称を「白山市立松任中学校」と改めました。2012年からは校舎の大規模改造が始まり、2014年には工事が完了しました。それ以降も、エレベーターの設置やプールの温水化、特別支援学級の新設など、教育環境の整備が進められてきました。

進学前小学校

生徒は以下の小学校から進学しています：

• - 松任小学校
• - 東明小学校（一部は光野中学校へ進学）
• - 北陽小学校（一部は北星中学校、光野中学校へ進学）
• - 蕪城小学校（一部は北星中学校へ進学）
• - 松南小学校

通学区域

通学の範囲は広範囲に及び、安田町、中町、鍛治町など多くの地域から生徒が集まります。具体的には、横町、西新町、辰巳町、石同新町、八日市町、四日市町など、多様な地域が含まれています。

部活動

松任中学校では様々な部活動が活発に行われています。運動部には、陸上、水泳、卓球、バレーボール、ソフトテニス、バスケットボール、バドミントン、剣道、ハンドボール、野球、ソフトボール、サッカー、柔道、水球があり、男女問わず参加できます。文化部では吹奏楽、生け花、囲碁、将棋、美術、茶道、ボランティア、合唱などがあり、興味を持つ子供たちの多様な才能が育まれています。

周辺施設

学校周辺には白山市役所、松任小学校、石川県立松任高等学校、病院、運動公園、消防署、図書館、公園などの施設が整っており、教育的な環境が充実しています。

アクセス

IRいしかわ鉄道線の松任駅から徒歩で約13分、北鉄バスの松任中学校前停留所からは徒歩0分という非常に便利な立地に位置しています。

著名出身者

著名な卒業生には、お笑いコンビ「ぶんぶんボウル」のとよ・まーし、小説家で劇作家の本谷有希子、サッカー選手の作田裕次、バレーボール選手の橋場正裕、そしてプロ野球選手の音重鎮などがいます。

松任中学校は、その豊かな歴史と地域に根付いた活動を通じて、多くの生徒に深い学びを提供し続けています。

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