白川和子

白川和子

白川和子（しらかわ かずこ）は、1947年9月30日に長崎県佐世保市で誕生した日本の女優です。彼女は、東京都町田市出身であり、神奈川県相模原市に住んでいます。現在はワハハ本舗に所属して活動を続けています。彼女の身長は158cmで、元JUN SKY WALKER(S)メンバーの寺岡呼人を甥に持つなど、芸能界に特別な繋がりがあります。

来歴

白川は東京都町田市に実家があり、父は国家公務員でした。彼女が生まれた1947年、父親の転勤で長崎県佐世保市に家族で移住。中学校時代に東京に戻り、東京都立目黒高等学校に進学。演劇部に所属し、16歳で初めて女優市原悦子に憧れを抱きます。その後、跡見学園女子大学に進学しますが、厳しい父親に反発し、演技の道へ進む決意を固めました。

大学在学中、劇団「赤と黒」に入り、1966年にはもっとも早い形でヌード撮影を経験します。1967年には、向井寛監督の映画『女子寮』に出演し、ポルノ女優としての道を歩み始めました。これには家庭の説得が必須だったため、父に知られることはありませんでしたが、約230本のピンク映画に出演し、その後大学を中退します。

1971年には「日活ロマンポルノ」に専属女優として迎えられ、「団地妻」シリーズで人気を獲得し、「ロマンポルノの女王」として名を馳せました。自身の体験を描いた引退記念映画『実録 白川和子・裸の履歴書』が1973年に公開され、話題を呼びました。

1973年には日活関西支社の社員、小西俊夫と結婚。夫の連れ子と共に専業主婦として暮らしましたが、約2年後にテレビのワイドショーコメンテーター出演の依頼を受け、再び芸能界に復帰します。多くの映画やドラマに出演し、評価を得ることに成功しました。そして、2009年にはお笑いコンビ「50・60これからだ」を結成し、M-1グランプリに出場。2015年にWAHAHA本舗に参加することとなりました。

人物

白川は、ピンク映画時代に男性経験がない状態での撮影を経験しており、その際の驚きや戸惑いを自身の言葉で語っています。また、撮影環境は当時旅館の一室を借りて撮影していたため、メイクや衣装も自分で行い、非常に手間がかかっていたようです。

日活ロマンポルノのスターダムに登り詰めた白川は、世間に知られることで家族との問題も抱えることとなります。しかし、最終的に話し合いを経て、女優を続けることを許されます。彼女は多くの問題を乗り越え、人気女優として活躍する傍ら、子供を育てる母としての顔も持ち合わせていました。

特に、彼女の育児に対する姿勢は注目されており、子育てに情熱を注ぎました。さらに、子供たちとの関係を大切にし、普段は厳しくも愛情を持って接していたことが子供たちの成長に大きな影響を与えたと言えます。

高評価を受けた役柄

白川は多くのドラマや映画で名脇役として印象的な演技を見せましたが、それ以外にもTVバラエティにも出演し、多方面での活躍を見せています。ここ数年でも、様々なドラマに出演し、重厚感のある演技を続けています。

2018年には毎日映画コンクールで田中絹代賞を受賞。彼女のキャリアは、性の道を貫くことがいかに大変かを物語っており、その中での奮闘と努力が今なお、多くの人々に感銘を与えています。白川和子は、その経歴からもわかるように、実際には非常に多面的な人物であり、今後もさらなる活躍が期待されます。

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