白濱弘章

白濱 弘章（しらはま ひろあき）

1994年10月28日生まれ、福岡県出身のプロラグビー選手。ジャパンラグビーリーグワンに加盟する三重ホンダヒートに所属し、主にフッカー（HO）のポジションを務める。身長176センチメートル、体重100キログラムと、フッカーとして要求される強靭なフィジカルを備えている。

経歴

白濱氏は、ラグビー強豪校として知られる東福岡高等学校でそのキャリアの基礎を築いた。高校卒業後、2013年に九州共立大学へと進学。大学のラグビー部では中心選手として活躍し、最終学年となる2016年にはチームの主将という重責を担った。リーダーシップを発揮し、チームを牽引した経験は、その後のプロキャリアにおいても大きな糧となっている。

大学を卒業した2017年、トップリーグ（当時）に所属していた宗像サニックスブルースに加入し、プロ選手としての道を歩み始める。ブルースでは一定期間プレーした後、2018年にチームを離れることとなる。その後、直接新たなトップレベルのチームへ移籍するのではなく、帆柱クラブやサウスタンRFCといったクラブチームでのプレーを選択。これらのチームでの経験は、様々な環境下での適応力や、ラグビーへの飽くなき探求心を培う貴重な期間となった。クラブチームでの活動を経て、2021年にジャパンラグビーリーグワンが開幕する直前のタイミングで、三重ホンダヒートへ加入する。

ポジション：フッカー（HO）

白濱氏が主に務めるフッカーは、ラグビーにおいて非常に重要な役割を担うポジションである。スクラムでは最前列の中央で、両脇のプロップに挟まれる形でパックを組む。この際、相手チームのフッカーと直接組み合い、スクラムを安定させるための重要な役割を果たす。強靭な首や肩、そして全身のパワーが求められる、まさに最前線での肉弾戦を担うポジションである。

また、フッカーはラインアウトにおけるスローワーとしての役割も担うことが多い。ラインアウトは、タッチラインからプレーが再開される際に、両チームが列を組んで行うプレーであり、ここでボールを正確に投げ入れる技術はチームの攻撃において非常に重要となる。スローイングの精度だけでなく、相手のディフェンスや味方のジャンパーとの連携も必要とされる、緻密さと正確さが求められるスキルである。

加えて、フッカーはフィールドプレーにおいても積極的に参加する。ボールキャリーとしてゲインラインを突破したり、密集サイドでのサイドアタックの起点となったり、あるいはディフェンスでは力強いタックルで相手の攻撃を止めるなど、グラウンド全体で貢献することが期待されるポジションである。白濱氏も、これらのフッカーに求められる多様なスキルとフィジカルを活かし、三重ホンダヒートの勝利に貢献している。

現在

三重ホンダヒートの一員として、リーグワンの舞台で日々激しいプレーを繰り広げている。チームに加入して以降、その豊富な経験とフッカーとしての能力を活かし、チームにとって欠かせない存在となっている。今後のリーグワンにおける更なる活躍が期待される選手の一人である。

主な関連人物

西内 勇二
花田 広樹
廣川 翔也
古川 浩太郎
牧野内 翔馬

（いずれも東福岡高校時代の同級生）

外部リンク

三重ホンダヒート 選手紹介
* 白濱弘章 (@shirahama272) - X（旧Twitter）

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