白田信夫

白田 信夫

白田 信夫（はくた のぶお、1952年6月6日生）は日本の政治家であり、長年にわたり茨城県政に貢献してきました。真壁町議会議員として3期を務めた後、茨城県議会議員に転じ、2018年までに計7回の当選を果たしています。県議会では、第103代副議長、そして第104代議長という重要なポストを歴任しました。

経歴

政治の道を歩む前、白田氏は習志野市立習志野高等学校を中途退学しています。その後、学びを深め、明治大学公共政策大学院のガバナンス研究科で修士の学位を取得しました。

1983年9月から1994年12月までの期間、地元である真壁町の町議会議員として活動。この間、3期の任期を務め、地域政治の経験を積みました。

町議会議員としての活動を終えた同年の茨城県議会議員選挙において、真壁郡選挙区から立候補し、初めての県議会議員当選を果たしました。続く1998年の県議会議員選挙では、自由民主党の公認を得て真壁郡選挙区から出馬し、再選を果たします。2002年12月8日に行われた県議会議員選挙では、定数2の真壁郡選挙区において、立候補者の中で1位の得票を得て3期目の当選を決めました。2006年の県議会議員選挙では、対立候補が現れなかったため無投票で4期目の当選を果たしました。

県議会議員としてのキャリアを重ねる中で、2009年12月9日には第103代茨城県議会副議長に就任し、議会運営の一端を担いました。任期満了に伴う改選後の2010年12月12日の県議会議員選挙では、選挙区を桜川市に移して立候補し、5期目の当選を果たしました。副議長の職は、改選後の2011年1月18日に新たな副議長が選出されたことにより退任となりました。

その後、2012年12月21日から2013年12月16日までの約1年間、第104代茨城県議会議長の重責を務め、議会運営の最高責任者として活動しました。議長退任後の2014年12月14日の県議会議員選挙では6期目の当選、さらに2018年12月9日の選挙でも7期目の当選を果たし、長きにわたり県政に携わり続けています。

政治活動における出来事

知事選挙における対応

2013年9月8日に実施された茨城県知事選挙に際し、所属政党である自由民主党の茨城県連が自主投票の方針を定めたにもかかわらず、白田氏は現職候補であった橋本昌氏への支援活動を行いました。具体的には、橋本氏の遊説先での応援演説などが問題視され、この行為が党の方針に反するものと判断されました。結果として、白田氏を含む複数の県議会議員が党紀に基づき処分を受けることとなりました。処分内容は、白田氏を含む3名が役職停止4ヶ月、1名が役職停止2ヶ月、残りの4名が戒告といったものでした。

議会本会議における一幕

2021年3月4日、県議会本会議が開かれている最中、白田氏が静かに目を閉じている様子が複数の関係者によって目撃されました。この一件を受け、当時の議長であった常井洋治氏は、同年3月31日付で全ての県議会議員に対し、議場における規律の順守と適正な行動を求める内容の文書を送付し、注意喚起を促しました。

人物

個人的な側面としては、ハイキングを趣味としており、自然の中を歩くことを楽しんでいます。

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