白石真澄

白石真澄

白石真澄（しらいし ますみ、1958年11月6日生まれ）は、日本の評論家であり、関西大学の名誉教授です。彼女は、内閣府の規制改革会議において、福祉・保育・介護タスクフォースの主査を務めました。

人物

大阪府で生まれた白石真澄は、1977年に大阪府立千里高等学校を卒業後、同志社女子大学家政学部に入学しましたが、1978年に中退しました。その後、1980年に関西大学工学部に入学し、1984年に卒業。1986年には、関西大学大学院工学研究科の修士課程を修了しました。

白石真澄は、政府の各種委員会委員やテレビ番組のコメンテーターとして活躍し、子育てや共働き生活、女性の育児と仕事に関する著作も発表しています。

しかし、子育てと共働きについては、家事のほとんどを同居の母親に任せ、急用時の保育所への迎えを近所の魚屋に頼んだというエピソードがあります。また、テレビ番組での過去の発言が一部で問題視されたこともありました。

白石真澄は、新自由主義的な考えの持ち主であり、派遣労働者規制にも反対の立場を明確にしています。

経歴

生い立ち

1977年：大阪府立千里高等学校卒業
1984年：関西大学工学部建築学科卒業
1987年：関西大学大学院工学研究科建築計画学専攻修士課程修了

会社員時代

大学院修了後の1987年、西武百貨店に入社し、ロフトのプロジェクト室で店舗開発に携わりました。1990年にはニッセイ基礎研究所に転じ、社会研究部門で主任研究員を務め、この頃からテレビ番組などに出演するようになりました。

論客として

2002年、東洋大学経済学部社会経済システム学科の助教授に就任し、2004年に教授に昇格しました。2005年には、郵政解散後に自民党から郵政民営化に造反した自民議員の対立候補として、衆議院議員総選挙への立候補を要請されましたが、固辞しました。2006年には政府の教育再生会議委員に就任。2007年には関西大学政策創造学部の教授に就任するとともに、初代日本中央競馬会公正審査委員にも任命されました。2013年6月からは旭化成株式会社の取締役も兼務しています。

千葉県知事選への立候補

2008年11月、民主党千葉県連が、翌年3月に行われる千葉県知事選挙に白石真澄を擁立する意向であることが報じられました。その後、白石真澄は出馬会見を行いましたが、民主党は白石真澄の政策構想に県連との間で結んだ政策協定の内容が反映されていないとして推薦を取り消しました。

選挙では、民主党はいすみ鉄道の前社長である吉田平を推薦し、白石真澄は公明党の支持を受けて立候補しましたが、森田健作に敗れ、落選しました。

政府審議委員会歴

内閣官房　教育再生会議委員（第一分科会主査）
内閣府　規制改革会議委員
内閣府　今後の高齢社会対策の在り方等に関する検討会委員
名古屋市子ども青少年局政策参与
千葉県教育委員会委員
国土交通省　社会資本整備審議会委員
国土交通省　交通政策審議会委員
総務省　過疎問題懇談会委員
内閣官房　構造改革特区評価委員（2004年-2007年）
内閣府　少子化社会対策検討会委員（2004年度）

著書

「バリアフリーのまちづくり―超高齢社会への環境整備」
「少子社会への11人の提言」
「保育園ママのおたすけガイド-預けて働くみんなの知恵-」

テレビ

「スーパーモーニング」（テレビ朝日系、レギュラーコメンテーター）
「情報ライブ ミヤネ屋」（読売テレビ、不定期コメンテーター）

ラジオ

寺島尚正 ラジオパンチ! （文化放送）　※火曜日担当コメンテーター

外部リンク

白石ますみオフィシャルサイト

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