白馬三枝美術館

白馬三枝美術館：白馬連峰の自然を描いた珠玉の絵画コレクション

長野県北安曇郡白馬村に位置する白馬三枝美術館は、1993年に開館した私立美術館です。安曇野アートラインにも加盟しており、白馬の自然をテーマにした近代絵画を中心に、約300点の作品を収蔵しています。そのうち100点以上が常設展示され、訪れる人を魅了しています。

白馬の自然をキャンバスに

美術館のコレクションは、「白馬の自然風景」という共通のテーマで制作された作品群で構成されています。厳しく美しい冬山の風景、初夏の高原の爽やかな空気感、太陽の温もりを感じさせる作品など、白馬・五竜山麓や安曇野、北アルプスの山岳風景を捉えた油彩画や水彩画が中心です。 雪深い山々、緑豊かな高原、そして澄み切った空気感など、白馬の多様な表情が、それぞれの画家の感性を通して表現されています。

多彩な作家の競演

白馬ゆかりの作家たちの作品に加え、池田満寿夫、山下清、草間弥生、江頭豊といった、個性豊かな異色の作家たちの作品も展示されています。それぞれの作家の技法や表現方法の違い、そして白馬の自然に対する独自の解釈が、多様な視点で鑑賞できるのが特徴です。 地元の作家たちの写実的な表現と、著名な現代作家の独創的な表現との対比も興味深い点です。

美術館を超えた魅力

白馬三枝美術館の魅力は、絵画コレクションだけではありません。館内には「pluck house」と呼ばれるスペースがあり、英国産のアンティーク家具や日曜食器、テディベアなどが展示されています。絵画鑑賞だけでなく、異国情緒あふれる空間を楽しむこともできます。

また、700坪もの広大な庭園には、白馬村周辺に自生する400種以上の山野草が植えられています。春から秋にかけて、四季折々の草花が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。絵画鑑賞と庭園散策を組み合わせ、一日を通して美術館の魅力を堪能できます。

アクセス

美術館へのアクセスは、長野自動車道安曇野ICから車で約5分、JR東日本白馬駅から車で約5分と便利です。白馬観光の際に、ぜひ立ち寄りたい場所の一つと言えるでしょう。

まとめ

白馬三枝美術館は、白馬の自然をテーマにした絵画コレクション、異色の作家たちの作品、アンティーク家具や山野草が楽しめる庭園など、多様な魅力を兼ね備えた美術館です。白馬を訪れる際には、ぜひ足を運んで、雄大な自然と芸術の融合を体感してみてください。 白馬の自然と芸術を深く理解し、心に残るひとときを過ごせることでしょう。

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