長野自動車道

長野自動車道について

長野自動車道（NAGANO EXPWY）は、長野県岡谷市の岡谷ジャンクション（JCT）から千曲市の更埴JCTまでを結ぶ高速道路です。一般的には「長野道」と呼ばれており、中央自動車道と上信越自動車道との接続点として重要な役割を果たしています。高速道路ナンバリングによる路線番号は「E19」とされています。

概要

長野道は長野県中央部を南北に貫通し、国道19号に沿って走行しています。国道19号との重複区間を含む松本ICから更埴JCTまでの区間では、国道403号がより近い位置にあります。この道路は、中央自動車道（南側）と上信越自動車道（北側）を結ぶ重要な交通路であり、これにより長野県と東海地方や北陸地方を繋ぐ役割を果たしています。また、北関東自動車道の全線開通を受けて、東北・北関東方面と東海・関西方面を高速道路ネットワークで結ぶアクセスが向上しました。

法律上の名称

法的な正式名称は中央自動車道長野線です。この路線は、東京都杉並区から長野市に至り、他の路線と重複する区間があります。長野道は、これらの重複区間を含んではいませんが、中央自動車道の一部として機能しています。

管理運営

この道路は、日本道路公団によって建設され管理されてきましたが、2005年の民営化により、管理が中日本高速道路（NEXCO中日本）および東日本高速道路（NEXCO東日本）に分割されました。岡谷JCTから安曇野ICまでは中日本高速道路が、安曇野ICから更埴JCTまでは東日本高速道路がそれぞれ管理を行っています。

インターチェンジと交通施設

長野道は全線が長野県内にあり、各所にインターチェンジ（IC）やサービスエリア（SA）、パーキングエリア（PA）が設置されています。特に姨捨SAから更埴ICまでの区間にはチェーン脱着場が設けられており、冬季に積雪がある地域でも安心して通行できるようになっています。主なインターチェンジには、岡谷JCT、松本IC、安曇野IC、そして更埴JCTがあり、これらの接続点を通じて地域内の交通がスムーズに行われています。

歴史

長野道は、1986年に岡谷JCTから岡谷IC間が開通し、その後も段階的に拡張されていきました。1988年に岡谷ICから松本ICまでが開通し、その後も安曇野ICや更埴JCTまでの区間が順次開通を果たしました。1993年に全線が開通し、このときに上信越自動車道とも接続されました。

道路状況

高速道路上には、各種交通施設が整備されています。サービスエリアにはレストランがあり、ガソリンスタンドは梓川SAのみで24時間利用可能です。筑北パーキングエリアを除く全てのサービスエリアには売店も設置されています。

交通量

長野道の交通量は、年間を通じて変動がありますが、日平均で約30,347台が利用しています。特に岡谷ICから塩尻IC間が最も多く、41,974台に達することもあります。

終わりに

長野自動車道は、長野県内の移動を円滑にし、地域経済の発展に寄与している重要な高速道路です。県民のみならず、観光やビジネスで訪れる人々にも大いに利用されています。

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