皆実町二丁目停留場について
皆実町二丁目停留場は、
広島県広島市南区皆実町にあり、
広島電鉄の皆実線に属する路面電車の停留場です。この停留場は、駅番号がH05に設定されています。
歴史の背景
皆実町二丁目停留場は、
1944年12月27日に開業しました。この時は太平洋戦争が真っ只中であり、停留場の開設は皆実線の開通と同時に行われました。しかし、開業からわずか2か月後の
1945年2月1日には営業を休止せざるを得ない状況に追い込まれました。さらに、歴史的な悲劇である
広島市への原子爆弾投下が同年
8月6日に発生し、皆実線全体が不通となる事態が起こりました。停留場の営業が再開されたのは、
1948年7月1日で、被爆からの復旧が果たされたことが反映されています。
年表
停留場の構造
皆実町二丁目停留場は、道路上に設けられた低床式のホームを持ち、南北方向に伸びる2本の線路で構成されています。ホーム自体は2面あり、上りホームは的場町方面、下りホームは皆実町六丁目方面へアクセス可能ですが、互いに位置がずれて設置されています。
運行系統
この停留場には、
広島電鉄で運行される系統の中で、5号線のみが乗り入れています。これにより、利用者は特定の路線に乗ることができます。
周辺の環境
停留場の西側には
広島ガスの本社があり、少し行くと
京橋川の土手に出ます。周囲には大きな建物は少なく、主に住居や小規模な店舗が立ち並んでいます。また、皆実町二丁目バス停も近くに位置しており、
広島バスの26号線が通りますが、この路線は片方向のみの運行となっています。
周辺施設
隣接する停留場
このように、皆実町二丁目停留場は戦後復興の象徴とも言える存在であり、
広島市における交通の重要な一部として、地域住民に愛され続けています。